「男と女の不都合な真実」お下劣ラブコメと見せかけて少女マンガだった★★★☆☆
難しい映画も思いヒューマンドラマもちょっとしんどい、
ドッカンドッカンのアクションもちょっと気分じゃない、そんな時はおバカラブコメの出番です。
まさにそんな気分だったので、アマプラで「男と女の不都合な真実」を鑑賞しました。
とりあえずパッケージの男女が最後くっつくのは約束されてますんで、
どういう過程でそうなるのか?っていうなんですよね。
そこで大事なのは、「ラブコメ」のラブとコメ、どっちの割合が多いかなんですけど
今回は「バカ」で「コメディ」を観たくてチョイスしました。
でも、うーん・・なんていうかこう、お下劣コメディかと思いきや。
「少女マンガ」でした。
少女マンガで決まったパターンあるじゃないですか。
男が二人出てきて三角関係になるのはテッパンとして、ガサツで俺様な男と
イケメンで完璧な優等生キャラでだいたい主人公の少女は揺れるんですよね。
で、結局最後はガサツな俺様を選ぶんですけど、男からしたら「ハァ?」って
感じですよあれは。
ガサツキャラの引き立て役にパーフェクトイケメンを出して、「こんな好条件な男よりも強い愛」を
演出してるんでしょうけど、クラスの可愛いコがヤンキーにもってかれた、みたいな展開はマジで胸糞なんすよ。
本作もちょっとその辺が納得いかなくて、当て馬のイケメンが
振られるんですけどね。いやお前正気かと。
全然わかんねえ。
ジェラルド・バトラー演ずるマイクっていうのがそのガサツキャラなんですけどね。
テレビで「男はヤリたいだけだ、女は外見を磨け!」みたいなことを声高に叫んでる
恋愛カウンセラーなんですよ。
で、実は繊細な一面が?とかそういう展開かと思ったら別にそういうのはなくて、
いつの間にか主役のことを好きになってるんですよね。
お前百戦錬磨のヤリチンちゃうんかい。
主役も、要するに「この男の前だと自分を偽らなくていい」っていう感じで
最後くっつくんですけど。
いやこいつら絶対うまくいかねえよ笑
三ヶ月後には別れてるって。
なんか、いつの間にかお互いに惹かれ合ってました、みたいな演出が
ちょっと足りなかったんですかね?
軽い映画なので、観てる間は楽しいし、おバカラブコメにあーだこーだ言うのも野暮だろってい話ですかね。
ただ、もうひと押し欲しかったな、という感想です。
「ボーダーライン」メキシコ怖すぎワロタ★★★★★
アマプラで鑑賞です。
これヤバいっすねー
壮絶な映画です。終始緊張感が凄い。
とある一軒家をFBIが襲撃するシーンから始まります。
で、銃撃戦になって、たまたま崩れた壁の中からFBIがなにかを見つけるんですよ。
それが壁に埋め込まれてた死体なんですよね。
で、「おいおいなんだよコレ・・・?!」ってなるんですけど。
その後その家からは壁中の壁、床下とかからもどんどん死体が出てくるんですよ。
予告編のシーンですよね。
もうそこらのホラー映画より人が殺されてるんですよね。開始10分で。
どうやら誘拐事件の犯人の家を襲撃したら、過去に誘拐された人間の死体が山盛り出てきたんだと。
見てる側は、「あ、これはやべーぞ、なんか良くわからんけど悪者のレベルが尋常じゃないぞ」って覚悟を決めるわけです。
主人公はエミリー・ブラント演じるFBIのやり手捜査官ケイトですが、
この人は終始、観客目線の立場ですね。
「え、なんなんコレ?え、私何に巻き込まれてんの?ええ?」
みたいな。
で、なんやかんやメキシコのフアレスっていう街に行くんですけど。
街中で、高架から死体がぶら下がってんすよ。
「あれはカルテルの見せしめだねー」とか言って。
「あ、世界にはこれが日常の街っていうのがあるのか・・」っていうのが
見ててメチャクチャ衝撃です。
「悪者のレベルが尋常じゃない」のではなくシンプルに住む世界が違うっていうことなんですよね。
壁に死体埋め込むのも、橋から死体ぶら下げるのも、ホラー映画に出るような
サイコパスの殺人鬼の仕業ではなく、生業としてやってる。
怖すぎんよ。
ケイトをFBIから引き抜く謎の男マット(ジョシュ・ブローリン)と
もっと謎の男アレハンドロ(ベネチオ・デル・トロ)の目的もよく分からず、
終始翻弄され、ストレスでタバコの本数は増えていきます。
どうやら自分は戦力として呼ばれたわけではないことに勘付き始めるケイト、
どうにかして自分の中の常識や遵法精神に則って戦おうと奮闘するのですが、
とにかく無力。
終始無力のまま状況はどんどん進行し、最後までケイトは何もできず
終わってしまうんですよね。
法を守ってたら麻薬カルテルと渡り合うことなんてできない。
正義では本当の悪にはカケラも歯が立たない。
そして、その悪はフィクションではなく、この世に存在しているんだ、
ということを観客に突きつけて映画は終わります。
ラストシーン、息子のサッカーに付き添いながら、おそらくは夫が帰らないことを
察した母親の表情、銃撃音、一瞬それに注意を引かれるも、また何事もなかったかのように息子に視線を戻す。
それを日常としている人たちは、それを受け入れて生きていくしかないんですよね。
とにかく見終わって爽快感もない、絶望とまではいかないまでも
ケイトと同じように無力感を感じ、この世に存在するであろう巨悪を感じる、
そしてそんな世界と無縁に生きていられる自分の境遇に感謝してしまう。
そんな映画でした。
※ちなみにサントラが緊張感を高めてきて圧迫感が凄い。
原題の「Sicario」は殺し屋。主人公はケイトではなくアレハンドロだったということが読み取れますね。
え、結局「イコライザー」ってなんなんすか?★★★★☆
2018年も終わりますね。
いやー、早かった。
何が早いって、「あー、そろそろブログの記事でも書くかー」って思ってね、「明日書くか」「今日は疲れちゃったな・・エヘ」とか言ってたらまだ一本も書いてないうちに終わろうとしてますもん。2018年。
はっっっや!
いやー、しかしあれですね、このブログ読んでくれてた人いたんですね。
ごめんなさい。
自分でも読んでないのに、まさか他の人が読んでるとは・・・こわー。
そうならそうと言ってくれんと、もう。
いや、理由はあるんですよ?
PC壊れてスマホで書くのしんどいとか、自転車通勤になって電車の中で下書きできないとかね、嫁さん相変わらず育児ノイローゼとかね、まあ色々ね。
理由っていうか言い訳ですね、そうですね。はい。
で、デンゼル・ワシントンじゃないですか?
もうこの人いくつだよ?って。
黒人の人、全然歳がわかんねえっすよね。
子供の頃から映画出てるのに全く老けてる感じしないわー。初めて見たのクリムゾン・タイドの時でしたけど。それにしても「黒人の人」って、頭悪い表現ですね。
それでね、デンゼル・ワシントンがこれまで一回も続編映画に出たことないって。
それが、初めてイコライザー「2」に出るんだっていう話を聞きまして。
Amazonプライム・ビデオにも配信されて、レビューも高いし。
見るじゃないですか。じゃあ。
で、結果これは、凄く僕好みの映画でした。
好き度でいうと★★★★☆くらいです!
トム・クルーズのアウトローとか好きな人は、きっと気にいると思います。
こう、骨太なアクションていうんですかね。
派手なドンパチが好きな人はちょっと物足りないかもしれません。
ザッと粗筋を紹介しますと、デンゼルが演じるマッコールっては、ホームセンターに勤めてて、質素な暮らしをしてるオッさんなんですよ。
日々淡々と暮らしつつも、職場では同僚から慕われ、毎晩ダイナーで本を読むのが日課。
で、序盤はマッコールのそうした暮らしが描かれるんですけど、ダイナーで顔見知りになった娼婦のギャルがね、元締めのマフィアに酷い扱いをされてるのを見てしまう。あ、このギャルはクロエ・グレース・モレッツさんですね。
それからちょっと話のテンポが上がっていきますね。上がってー・・
どんどん殺しますね。
・・・どんどん殺すやん笑
なんなのマッコール。日々質素に暮らしてたのに、ちょっとタガ外れたらもう首突っ込む突っ込む。
悪いヤツいたら片っ端からシメてくんですよ。
そのやり口が、基本手ぶらで乗り込んでいって、凶器は現地調達するんですよ。
たまに職場のトンカチ持ってったりもするんですけど。
マスター・キートンの赤い風かよ。
で、マッコールさん、「よーし、やったるぞ」ってなると腕時計をピッ!ってやるんですよ。
あれ、なんだったんですかね?笑
特に説明無かったけど、まあ儀式みたいな感じなのかな?五郎丸のアレみたいなアレかな。
視界ジュワーーンってなったりもしてたし。基本、説明がないんだよな。
そんでまあ、悪い奴をやっつけると当然その上の悪い奴が出てきますわな。
マフィアの中でもとびきり優秀で冷酷な奴が本部から送られてくるんですよね。
で、マッコールを追うんですけど、マッコールさん、実は元○○○の○○○(ネタバレ配慮)だったんですね。
だもんだから逆にマフィアの○○○を○○○して、それはもう○○からの、○○○○○○が○○ーーー!!!
みたいな。
やっぱりホームセンター最強、みたいな映画でした。
アウトローのジャック・リーチャーもそうなんですけど、主人公が凄腕なんだけども、決して「無敵」じゃないところがいいですね。
それなりにヒーヒー言いながら戦うのが、人間味があっていいと思います。
命の危険をおかしつつも、信念や正義を貫く。それが逆にカッコいいと思える歳になりました。
いやー、これは2も見たい。だって予告で「今度の敵はイコライザー」とか「さらば、マッコール」とか言ってるじゃないすか。
https://www.youtube.com/watch?v=ov_bSLoZPdI&feature=share
(スマホからブログかくとYouTube貼れないじゃん。どうなってんの?はてなブログ)
てゆーか「元CIAの工作員」て予告で言ってますね。せっかくネタバレ配慮したのに。
・・・てゆーか、イコライザーってなに?
そんな説明なくない?言ってた?
イコライザーvsイコライザー!とか言われてもイコライザーが何なのか良く分かってないからね。元CIAの工作員の事なんかな?
19秒で敵を倒す!とかも言ってたけど、本編では最初、16秒って言ってたからね、彼。で普通に上手くいってなかったから。
なんか改めて見るとまぁまぁ気になる予告だなあ。
でも見たいですね。
あ、自分プライムで見ましたけどアフィ貼っておきますね。
っいうか2月にもう2が出るんかーーい。
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id:kusoftbankさん、こんなんで大丈夫でした?
まるで成長していない・・・「ズーランダーNo.2」★★★☆☆
待ちに待った傑作コメディ「ズーランダー」の続編ですよ。
これは待った。
待った割に劇場には行けず、Amazonプライムビデオで鑑賞したんですけど。
色々事情があって今はスマホで映画観るのが精一杯なんですよ・・・悲しい。
とにかく、ズーランダーの続編が作られるっていうニュースを最初に見たときはそれはもう興奮したものです。
ズーランダーはとにかく好きで、DVD 発売日に買って周り中の人に貸しまくってました。
なんでオタクっていうのは布教したがるんですかね・・・
最近はあまり見なくなった気がしますが、ベン・スティラーとオーウェン・ウィルソンの仲良しコンビ作品の中でも一番調子に乗って作った一本だと思いますよ。
で、「ズーランダーNo.2」でも黄金コンビが変わらず出演となれば、興奮しないわけにはいかないじゃないですか。
ワクワク!キューン!で鑑賞したんですが。
・・・あれ?
なんだろう。
期待してた通りの出来でした。
期待してたものを見れたんですが、何故だか物足りない。
率直に言って、面白いけどまあ普通・・・スかね?
といった感じでした。
一作目ほどの衝撃がなかったんですね。
うーん、何故だろう。の考えてみると、一作目と同じ過ぎたんだなあ、と。
「ズーランダー」は初めて劇場で見た時、とにかく衝撃でした。
ギャグはぶっ飛んでる。笑いのノリで取り返しのつかない事が起きたり、ヒロインが普通に乱行(漢字配慮)してたり。
カメオ出演もケタ外れの豪華さで、今は亡きデビッド・ボウイをこんな使い方していいんか?っていう使い方してたりね。
ブルー・スティールは真似したくなったし、ていうかしてたし、とにかくまあ僕のツボにグサグサ刺さる作品だったんですよ。
No.2でも、その辺りのノリはしっかり守られて(?)ます。
ただ、一作目を忠実になぞってるんですよね。
そこに予想を上回る衝撃は無いんですよ。
「ああ、大好きなズーランダーの待ちに待った続編だ」以上の喜びがないというか。驚きがないんですね。
もちろん、あんな大物がこんな役を?とか、ギャグは相変わらず下ネタの下品かそうでないかのギリギリのあたりを突いてきたりとか、そういう部分はファンに気を使って作ってくれてるんだなあ、と作り手の丁寧さを感じる事はできます。
でも、驚きが欲しかったんですよね。
だってズーランダーに求めていたのは度肝を抜いて欲しい、そこだったわけですから。
そういう意味で、No.2は一作目の殻を破れなかった。
悪く言えば、小さくまとまってしまった感じを受けました。
とはいえ、一本の映画として充分楽しめましたし、ズーランダーのファンなら間違いなく見るべき作品だとは思います。
3作目が作られる事はまあ無さそうな感じではありますが・・・
もし続編かそれに類する作品がまた作られる事があれば、是非度肝を抜かれるようなギリギリでキレッキレのコメディを見せて欲しいですね。
リラックス!ドンッドゥイッー!
ジャッキー老けたな・・・感強い「ポリス・ストーリー/レジェンド」★★★☆☆
いきなりタイトルに☆付け出す奴〜
すみません。
試しにやってみようかなって。
「ポリス・ストーリー/レジェンド」を見ました。
最近はAmazonプライムばかり観ています。
さて、僕の年代にはジャッキー好きは多いのではないでしょうか?
僕は小学校低学年くらいからジャッキー映画を見だして、以来ずっとジャッキーのファンです。
なので、ぼくの中ではジャッキーはどうしてもカンフースターで、それこそ「ポリス・ストーリー」の頃のキレッキレのアクションが忘れられないんですね。
ここ数年はジャッキー映画を見るたびに「ああ、もうジャッキーの歳で激しいアクションはできないんだ・・・」と悲しい気持ちになってしまいます。
そりゃそうですよね。
ジャッキー62歳らしいですよ。今。
「ポリス・ストーリー/レジェンド」撮影中はまだ50代なのかな?それにしても60間近のおっさんがシュババババって感じには動けないよなあ・・
実際ジャッキーはもう随分前からアクションスターから脱却しようと、演技のほうに力を入れて来てたわけです。
アクションは見れないと分かっていても、ジャッキーが好きだから機会があればジャッキーの出演作は積極的に見てましたし、それなりに満足の行く作品も多かった。
ただ、今回は「ポリス・ストーリー」ですからね。
僕の中のジャッキー的原風景(なんだそれは)はポリス・ストーリーシリーズ、スパルタンX、プロジェクトA、大体この辺りな訳です。
タイトルにポリス・ストーリーを冠している以上、アクションも期待してしまうのは仕方ない。
まあグダグダ前置きが長くなりましたが、タイトルで★3つ付けてるので気分が楽ですね。
やっぱり結論を先に言っておくと気持ちが楽でいい。
とりあえずタイトルに「ポリス・ストーリー」ってついてるけどポリス・ストーリーシリーズと全く関係ない、その時点でやや萎えです。
とはいえ、ポリス・ストーリーと関係ないのは以前にも「香港国際警察/NEW POLICE STORY」で経験済みですから、心の準備はできてます。
ただ、「香港国際警察/NEW POLICE STORY」ではジャッキーまだアクション頑張ってくれてた。
今回はどうなんだ・・・というと
頑張ってました!
頑張ってるんですよ。若い俳優相手に一生懸命カンフーやってるんですよ。
でも、押されちゃうんです。
もう必死でバタバタ闘うんですよ。
もちろん脚本ありきな映画なので、ジャッキーが若者を圧倒する映画にする事だってできる。
でも、ジャッキーはもう「強いジャッキー」にしがみつかないんです。
もがくジャッキーなんです。
シナリオとしては変に強いより自然なんですけど、とにかく子供の頃から「強いジャッキー」に憧れてた僕には、老いたジャッキーを見るのがとても切ない。
「新宿インシデント」あたりからずっとこんな気持ちを感じ続けてはいますが、やっぱり「ポリス・ストーリー」でそれを見せられると一層切ないです。
ああ、あの頃のジャッキーにはもう会えないんだなあ・・・って。そりゃそうですよね。
ポリス・ストーリーって30年以上前の映画ですから。
でも、僕にとってはその頃のジャッキーは自分の思い出そのものな訳で、なんというか、子供の頃によく遊んだ公園無くなってビルが建った、みたいなね。
そういう喪失感があるんです。
シナリオそのものはまあ、可もなく不可もなく、普通の話でした。
ジャッキーの映画じゃなかったら感想を書こうとも思わない感じです。
ジャッキーとその娘が人質立て篭もり事件に巻き込まれるんですが、犯人には思わぬ動機があって・・・という感じの粗筋ですが。
とりあえず、こんな大事にせんでも他にやり様はないんか?とか最後にいきなり出てきたバーテン、お前の動機はなんやねん意味わからん、とか、まあ色々と釈然としない脚本だったように感じます。
もっと脚本は中身のない感じでもいいので、アクション満載で悪徳政治家なんかを殴りつける映画にして欲しかったですね・・・
カンフーじゃなくても、カーアクションとか、年齢なりのやり方はあったと思うので。
そういう意味で、やっぱり★★★☆☆ですかね。
どうでもいいんですが、隊長役の目の細いオッさん、すごく見た覚えあるなー、どこで見たんだっけなー、と気になりながら見てたんですが、調べてみたらベスト・キッドの敵の道場の師匠の人でした。
そうだわ、あんただわ笑
ベスト・キッドはジャッキーがいい感じにくたびれてる役で良かったなー。
子供相手に無双してたし。
とりあえずジャッキーファンの僕としても、ジャッキーの路線変更を正面から受け入れて、今後もジャッキーを応援していきたい、とそう思う次第です。
とりあえずドラゴン・ブレイド見なきゃなー
HAWII-Five-O観て下さい ★★★★★
めっちゃ面白いから。
Amazonプライムビデオでシーズン5まで観れますから。
言いたい事は以上です。
以上なので、ご理解いただけたら四の五の言わずに観て欲しいんですけど、まあせっかくなんでなにがファイブオー(あ、この作品のタイトル、「ハワイファイブオー」って読むんですよ)のここが好き!を少々主張したいと思います。
1.一話完結で見やすい!
これ重要。
ゲーム・オブ・スローンズはそりゃ傑作ですよ。
とにかく面白い。間違いない。
でも、話が続いてるじゃないですか。
毎回いい所で終わるじゃないですか。
「24 -twenty four-」の頃から感じてましたけど、続きが気になって仕方ないっていう作品の続きが自由に見れないっていうのは、それなりにストレスですよ。
だって見たいもん。続き。
でも明日仕事あるし、ぶっ続けで見るなんてできませんよ。
はい!
ファイブオーは安心!大丈夫!
一話完結だから!
このお手軽さ、というか精神的な抵抗の無さはかなりポイント高いです。
僕の大好きな「刑事ナッシュ・ブリッジス」とか、今見てる「パーソン・オブ・インタレスト」とかもこのパターンですね。
気楽でいいです。
でも、気楽だと思って見始めるとかえって中毒症状が出るのが名作ドラマの特徴であり、ハワイファイブオーも類に洩れずです。
仕事中とかに見たくなってくるんだコレが。
2.スッキリ爽快ストーリー
とにかく見てて気持ちいい。
そもそもハワイファイブオーって何?
という話なんですが、ハワイの州知事に特権を与えられた特別捜査班、みたいな組織の事です。
組織っていっても5、6人しかいないんですけど。
で、その特権というのが「事件を解決するためなら、多少法律に触れても構わんよ」という物でして。
だもんで、主人公達が犯罪者を逮捕するためなら何でもやらかすんですよ。
「こいつが怪しいわ」「行くぞ」
次のシーンでドアをバーン!!みたいなね。
盗聴とか平気でやりますし。
おかげで捜査が早い早い。
余計な部分には一切尺を使わないですから。
「現場に繊維が残されてたわ。調べた所、この服を扱ってる店はハワイで3つだけ。カメラを確認したらこいつがヒットした。強盗の前歴があるわね」「そいつだ、いくぞ」
ドアをバーン!!
みたいな。展開早すぎ。
証拠?知らんがな!
っていうノリね。
大体ドアバーン!した後に相手が撃ってきて、撃ち返したら死んじゃうんですけど。
で、心臓にキッチリ2発撃ち込んだ後に首筋に手をあてて「しまった・・・!」っていうのがお決まりのパターンですね。
アメリカ人こわい。
まあ実際に日本にこんな警察いたらたまったもんじゃないですけど、ドラマとして見てる分には爽快で気持ちがいいです。
3.もちろんキャラクターも魅力的
主人公のスティーブと相棒のダニー、このコンビがとにかく最高です。
心技体が備わってるものの、本人が完ぺき(ネイビーシールズ的な意味で)すぎて、いまいち他人へ共感する事が苦手なザ・軍人スティーブと、皮肉屋でまず文句から始まるダニー。いつも口喧嘩ばかりで、素直に認め合わない二人ですが、ここぞという時には互いへの強い信頼を見せるんです。
こういう展開、アツいですね。
何故かフルネームで呼ばれがちなチン・ホー・ケリーも魅力的なキャラです。
冷静で滅多に感情的にならない一方で、ユーモアもある。
激怒するエピソードとかもあるんですが、「あのチンがらキレとる・・・!」と手に汗握ります。
基本的に紅一点のコノも、見ててイマイチ年齢がよく分からないんですが、「見てるうちにだんだん可愛く見えてくる」という、たまにある例のアレです。
いや、綺麗な人なんですけどね。準レギュラーのキャサリンが可愛すぎてどうしてもコノは2番手になってしまうんですよね。僕の中では。
コノのいい所は蹴って殴れる、狙撃もできる、メカもいける、潜入捜査もいけるっていう万能感ですね。一番若いのに。
他にも検死官のマックスとか情報屋のカマコナとかグローヴァーとかサン・ミンとかとにかく魅力的なキャラが沢山いるんですよ。
ゲーム・オブ・スローンズみたいに、はずみで死んだりしないので、(たまに死ぬ人もいますが)安心して見れます。
4.脚本の修正が早い
シーズンの途中でね、「いやいやいや、そういう展開はいらんねん」ていう事があったんですね。
具体的に書くと思いっきりネタバレになってしまうのでボカしますけど。
例えるならワールドトリガーで修が新キャラに一目惚れしちゃって悩み始める、みたいな展開です。
ファンは「そんなんこの作品にはいらん」ってきっと思うと思うんです。
もちろん展開次第とは思いますけど。
で、多分アメリカの視聴者もみんなそう思ったんでしょうね。
すぐさま新キャラ転校、みたいな感じで片付けられまして。
迷走しかけたら一瞬で修正、こういう潔い部分もファイブオーの魅力です。
視聴者の求めてるものに全フリ、安心できますね。
5.Lostのキャラ出過ぎ
作ってる所が一緒なんですかね?
とにかくLostに出てきた俳優がよく出てきます。
チン・ホー・ケリーもLostのジン役で出てましたしね。「この人こんなに英語ペラペラだったんだなあ・・・」と思ったものです。
主役の三角関係3人組だけは出てきてないんですけど・・・
Lostを見てた人には、「あ、こいつは!」と嬉しくなる瞬間がしばしばあると思います。
一話限りのゲストキャラもいますけど、レギュラー、準レギュラーにも多数登場します。
Lostファンなら是非。
6.ハワイ怖すぎ
まあ本作の魅力でもなんでもないんですけど、ハワイファイブオーを見てると、だんだん麻痺してきて「ハワイって毎週人が死ぬな」みたいな錯覚に陥ります。
なんでこんな危ない所にみんなハネムーンで行くんだろ、とか。
新婚カップルとかアバンタイトルで殺される確率かなり高いですからね。
幸せそうにしてたら大体絶叫シーン、はいテーマソング!っていうパターンですね。
テーマソング終わったら死体になってる。
あるあるあるある!
ハワイ州も本作を全面的にバックアップしてるらしいですが、逆効果ちゃうんか、と思わないでもないです。
ハワイの魅力も勿論目一杯描かれてますよ!!
7.ちょくちょく日本を絡めてくる
結構シナリオに日本が関わってきます。
3.11を扱った話もあります。
ハワイで一大勢力を誇る日本のヤクザがいる、という設定になっており、ヤクザ同士が日本語で喋ったりするんですけど、「頑張って日本語を練習してそれなりにいいセンいってる外国人の日本語」といった感じで聞いていてこそばゆいです。
まあなんにせよ、日本ネタがかなりの頻度で出てくるので、見ててニヤニヤする事ができます。
真珠湾攻撃の話が出てくるエピソードも多いですね。
8.煽り画像を作るのに最適の作品である。
これですね。
本作、とにかく字幕が優秀であります。
主役の二人がしょっちゅう口喧嘩をしてるので、とにかく相手を煽るシーンには不足しません。
気に入ったシーンをキャプチャしてLINEなどで好きな相手に送りつけてやれば、どんなにあなたに好意を寄せている相手でもイラッとさせる事ができるでしょう。
こいつの言ってる事、ちょっとおかしいなと思った時。
相手の発言の真意を確かめたい時。
相手が分かりやすく説明してくれたけど素直に認めるのがちょっと悔しい時。
これ以上やり合っても勝ち目はないと判断した時。
いかがですか?
今回は皮肉屋のダニーのキャプチャから選んでみました。
本作には思わずキャプチャせずにいられない名煽りが満載です。
気がつくとキャプチャのストックが凄い量になってますから気をつけて下さい。
という訳で、なんだかんだ長くなっちゃうのでとにかく見て、で終わりたかったんですが。
結局3000文字もファイブオーの魅力について語ってしまいました。
正直、まだまだ語り尽くせていないんですが、皆さん自身に見てもらって、さらなる魅力に触れて貰いたいと思います。
最後に、見てると脳みそに焼き付いて、エンドレスリピートになる事間違い無しのテーマソングをお送りして終わりたいと思います。
チャチャチャチャーチャーンチャーン
チャチャチャチャーチャーン
チャチャチャチャーチャーンチャーン
チャチャチャチャーチャーン
パッパラパラパラパラー
パッパラパラパラパラーパラー
パーラー
パパパパーパーン
チャチャチャチャーチャー
チャッチャッ!
チャッチャッ!!
ジャック・リーチャー観てきた★★★★☆
11月11日である。
なんかもう、最近ブログを書く気にならない。
忙しいというのもあるし、なにを書いていいのか分からない。
「面白すぎる◯◯ベスト50!」みたいな記事を書こうにも、しょーもない互助会ブログみたいで書く気になれない。
文末をですます調にする気も起こらない。
実を言うと今、無職である。
毎日会社を定時に帰ってたら、会社から弾圧を受け、ムカついて辞めてしまった。
妻は働き、子供は保育園に行っている。
僕は無職のくせに映画を観に行ってしまった。
クズである。
でも子供ができちゃうと、土日に映画館なんて中々行けないのである。
無職の今こそ千載一遇のチャンスなので、ここは迷わずジャック・リーチャー。
平日金曜日に封切りの映画の初回を観る贅沢。
働きたくない。
さて、客の入りは4割くらいだったろうか。
これが多いのか少ないのかよく分からない。
流石の平日、ジジババばかりであった。
ジジババはまあ上映中に喋るわ、缶チューハイ持ち込んでビニール袋からガサガサポテト食うわで、客層としては「クソ」のレベルであった。
映画はどうだったかと言うと、1作目の「アウトロー」が好きなら楽しめるだろう、という感じである。
僕は大満足であった。
トム・クルーズの主演作の中ではアウトローはかなり好きな部類の映画だ。
「ジャック・リーチャー」も1作目同様、無骨なアクション映画である。
ミッション・インポッシブルみたいに秘密道具は登場しないし、CGっぽいシーンもない。
ひょっとしたらCG使ってないのではないだろうか?
撮ろうと思えば30年前の技術で撮れるんではなかろうか、といった内容だ。
その証拠に(?)スタッフロールがやたら短かった。5分くらいだったろうか?CGを多用した映画はスタッフロールが15分くらいになったりするのだが。
ジャック・リーチャーシリーズの良いところは、主人公が無敵じゃない所。
1作目でもそうだったが、銃撃戦になったりすると結構慌てふためいたりするし、まあまあ失敗もする。
ジャックは、つねに放浪していて一箇所にとどまらない。性格もクールで、冷たい印象を受ける。
世捨て人のような存在だが、スジを通すし、情に熱い部分が、チラチラと垣間見える。
最終的には敵にブチ切れて酷い殺し方したりするし。
007みたいに、ヒロインとすぐに男女の関係にならない所も個人的には好ましい。
トム・クルーズだけど色男設定ではない。
トム様も歳も歳だし、イケメン俳優を脱却しようとしているのかもしれない。
このままクリント・イーストウッドみたいな路線に行こうとしているのだろうか?
今作では、「ジャックの娘」が登場する。
クールだが不器用なジャックが娘とどう接するのか、見所と言っていいだろう。
平日から映画を観た後は、四条烏丸付近にある「ピッツァリア マリータ」で一人ランチを食べた。
ここのピザはめちゃウマである。
ドリンク付きで800円〜というのも良心的で素晴らしい。
店の中に窯があり、目の前で焼いてくれるのだが、席数が少ないのもあってか全然待たされないのもいい。
四条でランチに困ったらマリータに行くべきである。
ランチの後はマーチャオという雀荘で10年振りくらいにフリー麻雀を打ち、3000円ほど負けて帰った。
トランプショックで8万溶かした僕には誤差の範囲である。
完全にクズな一日であったが、久々に好き勝手にやって気分も良いので、ついブログなど書いてしまった。
ブログって、本来は日記なんだよな。
こんな感じで気分が良ければまた書こう。