ジュラシック・ワールドめっちゃ面白いやん★★★★☆
なんなんコレめっちゃ面白い。
これぞエンターテイメント。これぞハリウッドムービー。
惜しむらくは、劇場で観たかったですな。
Amazonプライムビデオで観たのですが、先日のターミネーター新世紀に続き、いきなりこんな大作をぶっ込んで来るとは。
どうしたAmazon。最近態度悪いからヨドバシ.comに行きがちだけど、また応援しちゃうぞ。
ジュラシック・ワールドはもう単純にパニック・ムービーとして面白いんですけど、一作目のジュラシック・パークに対するセルフオマージュが随所に散りばめられていて、そういうファンサービス的な要素も興奮ポイントとして大きかったです。
迂闊な馬鹿や調子乗った馬鹿はすぐ恐竜に食われるといつトコロも一作目から変わってないですし、基本的なストーリーは一作目の焼き増しみたいなもんだと思います。
恐竜を見世物にしたら大ヒットで客がめっちゃ来た、恐竜が逃げ出した、必死に逃げる人間、パニックパニック!
ラスト、なんとか助かった!一安心!みたいなね。
ただ、焼き増しではあるものの全然退屈や古さは感じさせず、却って押さえるツボを押さえてくれてる安心感を与えてくれたと思います。
結局、普通の人間が恐竜に勝てっこない以上、人間は一方的に襲われて、隠れて逃げて、といった要素は変えようがないですもんね。
とはいえ、パーフェクトな映画だったかと言えば、観終わって振り返ると実はそうでもなくて、粗は結構あったようにも思います。
キャラクターは個々にあまり掘り下げられておらず、なんだか登場する恐竜も少なく感じました。
出てきても短時間ヤられ役に出てきてるだけだったりね。
恐竜映画というよりは、インドミナス・レックス一頭に焦点を絞った感じがしたのは残念でした。
もうちょっとジュラシック・ワールドの世界の描写をしてくれてても良かったような気はしますね。
後は悪役が馬鹿すぎて、リアリティがない。リアリティがないレベルの馬鹿。
ラプトルの軍事利用をしつこく主張するんですけど、どう考えてもまだそんな段階にないって事は一目で分かるはずなんですけどね。
今回独自の要素でとても良かったと思うのは、一作目で悪者扱いで描かれていたヴェロキラプトルやティラノサウルスの扱いですかね。
もちろん恐竜に善者も悪者もないんですけど、まあストーリー的な意味で。
そもそも主人公は助かって良かったね、なんですけど、ジュラシック・ワールドこの後どうするの?っていう部分が全然片付けられてなくて、続編作る気なのかわかりませんが、ティラノサウルスがガォー!っつって終わりなんすよね。
続編は作られるのかもしれませんが、ストーリー上はもう恐竜を使ったアトラクション、みたいな事は出来ないでしょうね。
2回もこんな大事故を起こしたら、3回目はありえない。
この島をどうしよう?って話になるのかもしれませんが、上空からナパームでもぶっ放した方が現実的な気もしますし、どうするんでしょう。
などと、ストーリーに関する文句は多少あれども、見てる最中は全然気にならないですし、頭を空っぽにして見れる、メッチャ面白いエンターテイメントである事は間違いないです。
プライム会員の人は迷わず観て損は無い作品だと思います!
ドキドキワクワクできますよー
ドラマ版アオイホノオ感想。実写化とはこうやるのだバカどもめが!!★★★★★
以前ノーコン・キッドが面白いというブログを書きましたが、同じ枠のアオイホノオ、こちらもメチャクチャ面白いです。
優劣つける必要など全くないのですが、敢えて言うならアオイホノオの方がより好きです。
アオイホノオは島本和彦原作のコミックをドラマ化したものなのですが、とにかく原作に対するリスペクトが凄い。
実写化とはかくあるべきという見本のような作品ではないかと。ファンはこういう実写化を求めているのだ、と思います。
読んだ事がある人なら分かると思いますが、島本和彦漫画は基本的にメチャクチャなんですよ。
あらゆる理屈を勢いで薙ぎ倒す漫画界のトルネードが島本和彦なんですが、ただその勢いが余人を寄せ付けない領域まで昇華されていてもう、これは島本和彦しか無理だ、島本和彦だからとにかく凄い、面白い、レディーーーーゴオオオオオ!!!
ダメだ途中からよく分からなくなってしまいました。
とにかく島本和彦の漫画は凄い勢いで凄く面白いんですよ!!!
でもね、そういう漫画ならではの勢いを実写にするって難しいに決まってるじゃないですか。間の取り方を間違えたらそりゃもう寒い事になりますから。
しかし、このドラマは違った。
大丈夫だった。
むしろ漫画よりやらかしてる勢いだった!
本作を支えているのがまず何よりも主演の柳楽優弥。
誰も知らない柳楽優弥がまさかこんな演技をしてくれているとは。
柳楽優弥が演じる事によって、ホノオのキャラがより深まったのではないか?とすら思わせます。
さすがカンヌ。
原作のホノオは、口では調子乗った事を言っているものの、内面はかなり「普通を弁えているキャラ」ではないかと思います。
常に不安と闘い、実は自信が無いが故に己を鼓舞するために大口を叩いているような。
柳楽ホノオは、もっと振り切っている。
もっと根拠のない自信に満ち溢れている。
だから、その自信が打ち砕かれる時の落差と立ち直る時の落差がよりコミカルでテンポ良く感じるのだと思います。
原作と全く同じ台詞を話し、全く同じ展開なのに印象が変わるのは柳楽優弥のなせる技かもしれません。
勿論、原作のキャラを壊すような、嫌な演技では決してありません。
むしろ、僕は本作を通じて柳楽優弥に対する好感度がグッと上がりました。
柳楽優弥以外にも、庵野秀明を演じる安田顕、ドラマ24枠の主のような佐藤二朗、ムロツヨシなど、アクの強い俳優が揃っていますが、みんな面白い。
庵野秀明の事は基本的に好きではないのですが、本作を見てやや好きになってしまいましたし、佐藤二朗演じるMADホーリーはこのドラマで一番悪ノリしまくってメチャクチャだと思うんですけど、彼のシーンだけ3回見たりしちゃうくらい好きだし、ムロツヨシの「食いっっっっっぱぐれない!」も外さない。
このあたりの純粋な楽しさは福田雄一監督の手腕によるものなんでしょうかね?
キャストで言えば、実際に作中で取り上げられている登場人物の本人が、カメオ出演しまくってますよね。
(庵野秀明以外)
これも、本作のドラマ化が関係者からも応援されている証拠と言えるんじゃないでしょうか。
手塚治虫を岡田斗司夫が演じてるのだけは気に入らなかったですけど。
キャストではありませんが、ナレーションが古谷徹なのも素晴らしかった。
こうした絶妙なバランスでもって、ストーリーは原作を忠実になぞりつつ、24分×10話でバシッと締める。
ラストにはファンをニヤリとさせる演出もあり・・・
完璧な仕上がりですよ。
これは傑作です。
付け加えるなら、OPとEDも素晴らしい。
一話見終えて、早く続きが見たいのにOPが良すぎて飛ばせない。
EDもサービス映像で飛ばせない。
とにかく面白いので、未見の人には見て欲しいです。
例によってAmazonプライムビデオで視聴可能です。
最近、鋼の錬金術師やらジョジョ3部やら銀魂やら実写化しようってニュースが飛び交ってますが、このレベルの実写化がお前らにできるのかと。
ジャニーズがエドワードってアホか、せめて外人連れてこいと。
銀魂なんか無理に決まってるだろと。大勢のファンの逆鱗に触れて失敗するだけだろ、と。(と思ったらこっちも福田監督なんですね・・・!?)
何が違うのかって、やっぱり原作やファンに対するリスペクトが感じられるかどうか、という事になると思うんですけどね。
まだ制作が発表されただけの作品にあーだこーだ言うのもナンセンスな気がしますが。でも以前、それで論争になった進撃の巨人は「ほれ見たことか」な結果でしたしね。
話が逸れまくりましたが。
とりあえず原作ファンも原作を知らない人も、アオイホノオは必見です。
そして原作も傑作なので、未読であればついでに読んでみる事をお勧めします。
ターミネーター新起動(ジェニシス)は新起動できるんですか?★★☆☆☆
いつもはネタバレしないようにちょいちょい気を使って書こう、そういう姿勢あります。
ゲーム好き必見の傑作ドラマ「ノーコン・キッド」★★★★☆
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ガンをテーマにした青春映画「50/50」★★★★☆
「50/50(フィフティフィフティ)」という映画を観ました。
最も好きな海外ドラマ「刑事ナッシュ・ブリッジス」★★★★★
みなさん知ってます?
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」観てきました★★★★☆
映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』IMAX予告編 - YouTube
2D字幕で観てきました。
まあ「トム・クルーズ主演映画は観ろ」という家訓があるので、それだけでも観にいったんですが、今回は原作小説も読んでいたので随分楽しみにしていました。
先行上映の評判も中々良さそうでしたし、原作小説も読んだのは2、3年前だったのですが、丁度上映に合わせてヤングジャンプでコミカライズもされていたので準備は上々といった感じです。
ちなみに、桜坂洋氏のライトノベルが原作であると大々的な触れ込みですが、原題は「Edge of Tomorrow」です。
これは観ればまあ納得ではありますが、日本発を訴えかけたい以上、ライトノベルの題名を充てるのは止む無し、といった所でしょうか。
正直言いづらいんですけどね。オール・ニード・ユー・・あれ・・?みたいになるっていうか。
ビートルズのテンポを頭にいれつつ口にすると間違えにくいです。
で、感想はどうだったかと言いますと、トム様の娯楽映画を観に行った自分としては大満足です。
ただ、原作を読んでいたのでストーリーの最もメインとなる「主人公が死ぬたびに時間が巻き戻る」というシークエンスを知っていたのはかなり大きいと思います。
というのも、一緒に行った友人が全く予備知識無しでいったのですが、若干ストーリーを理解するのに脳を使いすぎてしっかり楽しめなかったと言っていたからですね。
ヤングジャンプで連載されたコミカライズが既に単行本になっていますので、そちらを読んでから観るとスッと入れると思います。
ちなみに、この原作とは中盤以降ストーリーが異なります。
かなりハリウッド好みというか娯楽アクションとして改造されており、僕個人は特に不満はなかったものの、原作ファンの中には改変として良く思わない人もいるかもしれませんね。
なんですけど、原作を大事にしてくれていると全体的に感じられる部分があったので、僕は改変に関しては「都合のいい設定だけとって、後は好き勝手に作られた」とは感じなかったです。
主人公のケイジとヒロインのリタ、この名前をそのまま使ってくれたのは嬉しいですよね。ケイジは「CAGE」となっていたのでまあ、藤原啓治的なケイジではなく、ニコラス・ケイジ的なケイジなんでしょうけど。
今回一番不安だったのが、ダグ・リーマン監督であるという点なんですね。
ダグ・リーマン監督の代表作としてはマッド・デイモンのボーンシリーズが有名ですが、僕はボーンシリーズのアクションが好きではありません。
なんかやたら近いカメラワークでゴチャゴチャしてて、アクションシーンが何やってるかよくわかんない印象が強いんですよ。ジャンパーも残念でしたし、Mr.&Mrs. スミスも、あまり面白いと思わなかったんですよね・・・
・・・なんですが、本作はその不安を払拭してくれました。
アクションシーンが分かりづらいなんて事もありませんでしたし、戦闘シーンの迫力も凄かったですね。こういう時、いつも日和って2Dで観た事を後悔するんですよねえ。
ストーリーの核心に触れたい所ではありますが、ここは原作を知る人には特にネタバレしてはいけない部分だと思いますので、控えたほうがいいと思うので具体的な事には触れませんが、観終わった印象としてはこれぞトム・クルーズのアクション映画と言っていいスッキリしたものでした。
何となくトム様映画にありそうな安直なラブストーリーでもなかったですし。
というか、ストーリー上ケイジとリタは愛を育む事ができませんので、必然的にそうなるんですが・・・
ここの所、オブリビオンやアウトローと安直なラブストーリーを避けているようにも感じるトム様ですが、キャラの路線の変更を考えているのかもしれないですね。
甘いマスクを全面に押していける年齢の限界を迎えつつある感じでしょうか・・・
というわけで、オール・ユー・ニード・イズ・キル、劇場で観て大満足の娯楽大作と言っていいと思います。オススメします。