ゾンビ映画で主人公がTシャツ着てるのが納得いかない

だって噛まれたらゾンビになるんですよ。プロテクトしろよやる気あんのか

ジュラシック・ワールドめっちゃ面白いやん★★★★☆

ジュラシック・ワールド (字幕版)

 

なんなんコレめっちゃ面白い。

これぞエンターテイメント。これぞハリウッドムービー。

 

惜しむらくは、劇場で観たかったですな。

Amazonプライムビデオで観たのですが、先日のターミネーター新世紀に続き、いきなりこんな大作をぶっ込んで来るとは。

どうしたAmazon。最近態度悪いからヨドバシ.comに行きがちだけど、また応援しちゃうぞ。

 

ジュラシック・ワールドはもう単純にパニック・ムービーとして面白いんですけど、一作目のジュラシック・パークに対するセルフオマージュが随所に散りばめられていて、そういうファンサービス的な要素も興奮ポイントとして大きかったです。

迂闊な馬鹿や調子乗った馬鹿はすぐ恐竜に食われるといつトコロも一作目から変わってないですし、基本的なストーリーは一作目の焼き増しみたいなもんだと思います。

 

恐竜を見世物にしたら大ヒットで客がめっちゃ来た、恐竜が逃げ出した、必死に逃げる人間、パニックパニック!

ラスト、なんとか助かった!一安心!みたいなね。

 

ただ、焼き増しではあるものの全然退屈や古さは感じさせず、却って押さえるツボを押さえてくれてる安心感を与えてくれたと思います。

結局、普通の人間が恐竜に勝てっこない以上、人間は一方的に襲われて、隠れて逃げて、といった要素は変えようがないですもんね。

 

とはいえ、パーフェクトな映画だったかと言えば、観終わって振り返ると実はそうでもなくて、粗は結構あったようにも思います。

 

キャラクターは個々にあまり掘り下げられておらず、なんだか登場する恐竜も少なく感じました。

出てきても短時間ヤられ役に出てきてるだけだったりね。

恐竜映画というよりは、インドミナス・レックス一頭に焦点を絞った感じがしたのは残念でした。

もうちょっとジュラシック・ワールドの世界の描写をしてくれてても良かったような気はしますね。

後は悪役が馬鹿すぎて、リアリティがない。リアリティがないレベルの馬鹿。

ラプトルの軍事利用をしつこく主張するんですけど、どう考えてもまだそんな段階にないって事は一目で分かるはずなんですけどね。

 

今回独自の要素でとても良かったと思うのは、一作目で悪者扱いで描かれていたヴェロキラプトルティラノサウルスの扱いですかね。

もちろん恐竜に善者も悪者もないんですけど、まあストーリー的な意味で。

 

 

そもそも主人公は助かって良かったね、なんですけど、ジュラシック・ワールドこの後どうするの?っていう部分が全然片付けられてなくて、続編作る気なのかわかりませんが、ティラノサウルスがガォー!っつって終わりなんすよね。

 

続編は作られるのかもしれませんが、ストーリー上はもう恐竜を使ったアトラクション、みたいな事は出来ないでしょうね。

2回もこんな大事故を起こしたら、3回目はありえない。

この島をどうしよう?って話になるのかもしれませんが、上空からナパームでもぶっ放した方が現実的な気もしますし、どうするんでしょう。

 

 などと、ストーリーに関する文句は多少あれども、見てる最中は全然気にならないですし、頭を空っぽにして見れる、メッチャ面白いエンターテイメントである事は間違いないです。

 

プライム会員の人は迷わず観て損は無い作品だと思います!

ドキドキワクワクできますよー

ドラマ版アオイホノオ感想。実写化とはこうやるのだバカどもめが!!★★★★★

テレビ東京ドラマ24枠は傑作が多いですね。

 

以前ノーコン・キッドが面白いというブログを書きましたが、同じ枠のアオイホノオ、こちらもメチャクチャ面白いです。

 

アオイホノオ Blu-ray BOX(5枚組)

 

優劣つける必要など全くないのですが、敢えて言うならアオイホノオの方がより好きです。

 

アオイホノオ島本和彦原作のコミックをドラマ化したものなのですが、とにかく原作に対するリスペクトが凄い。

 

実写化とはかくあるべきという見本のような作品ではないかと。ファンはこういう実写化を求めているのだ、と思います。

 

読んだ事がある人なら分かると思いますが、島本和彦漫画は基本的にメチャクチャなんですよ。

あらゆる理屈を勢いで薙ぎ倒す漫画界のトルネードが島本和彦なんですが、ただその勢いが余人を寄せ付けない領域まで昇華されていてもう、これは島本和彦しか無理だ、島本和彦だからとにかく凄い、面白い、レディーーーーゴオオオオオ!!!

ダメだ途中からよく分からなくなってしまいました。

 

とにかく島本和彦の漫画は凄い勢いで凄く面白いんですよ!!!

 

でもね、そういう漫画ならではの勢いを実写にするって難しいに決まってるじゃないですか。間の取り方を間違えたらそりゃもう寒い事になりますから。

 

しかし、このドラマは違った。

大丈夫だった。

 

むしろ漫画よりやらかしてる勢いだった!

 

本作を支えているのがまず何よりも主演の柳楽優弥

誰も知らない柳楽優弥がまさかこんな演技をしてくれているとは。

柳楽優弥が演じる事によって、ホノオのキャラがより深まったのではないか?とすら思わせます。

さすがカンヌ。

 

原作のホノオは、口では調子乗った事を言っているものの、内面はかなり「普通を弁えているキャラ」ではないかと思います。

常に不安と闘い、実は自信が無いが故に己を鼓舞するために大口を叩いているような。

柳楽ホノオは、もっと振り切っている。

もっと根拠のない自信に満ち溢れている。

だから、その自信が打ち砕かれる時の落差と立ち直る時の落差がよりコミカルでテンポ良く感じるのだと思います。

 

原作と全く同じ台詞を話し、全く同じ展開なのに印象が変わるのは柳楽優弥のなせる技かもしれません。

 

勿論、原作のキャラを壊すような、嫌な演技では決してありません。

 

むしろ、僕は本作を通じて柳楽優弥に対する好感度がグッと上がりました。

 

柳楽優弥以外にも、庵野秀明を演じる安田顕ドラマ24枠の主のような佐藤二朗ムロツヨシなど、アクの強い俳優が揃っていますが、みんな面白い。

 

庵野秀明の事は基本的に好きではないのですが、本作を見てやや好きになってしまいましたし、佐藤二朗演じるMADホーリーはこのドラマで一番悪ノリしまくってメチャクチャだと思うんですけど、彼のシーンだけ3回見たりしちゃうくらい好きだし、ムロツヨシの「食いっっっっっぱぐれない!」も外さない。

 

このあたりの純粋な楽しさは福田雄一監督の手腕によるものなんでしょうかね?

 

キャストで言えば、実際に作中で取り上げられている登場人物の本人が、カメオ出演しまくってますよね。

(庵野秀明以外)

 

これも、本作のドラマ化が関係者からも応援されている証拠と言えるんじゃないでしょうか。

 

手塚治虫岡田斗司夫が演じてるのだけは気に入らなかったですけど。

 

キャストではありませんが、ナレーションが古谷徹なのも素晴らしかった。

 

 

こうした絶妙なバランスでもって、ストーリーは原作を忠実になぞりつつ、24分×10話でバシッと締める。

ラストにはファンをニヤリとさせる演出もあり・・・

 

完璧な仕上がりですよ。

これは傑作です。

 

付け加えるなら、OPとEDも素晴らしい。

一話見終えて、早く続きが見たいのにOPが良すぎて飛ばせない。

EDもサービス映像で飛ばせない。

 

とにかく面白いので、未見の人には見て欲しいです。

例によってAmazonプライムビデオで視聴可能です。

 

 

最近、鋼の錬金術師やらジョジョ3部やら銀魂やら実写化しようってニュースが飛び交ってますが、このレベルの実写化がお前らにできるのかと。

ジャニーズがエドワードってアホか、せめて外人連れてこいと。

銀魂なんか無理に決まってるだろと。大勢のファンの逆鱗に触れて失敗するだけだろ、と。(と思ったらこっちも福田監督なんですね・・・!?)

 

何が違うのかって、やっぱり原作やファンに対するリスペクトが感じられるかどうか、という事になると思うんですけどね。

まだ制作が発表されただけの作品にあーだこーだ言うのもナンセンスな気がしますが。でも以前、それで論争になった進撃の巨人は「ほれ見たことか」な結果でしたしね。

 

話が逸れまくりましたが。

 

とりあえず原作ファンも原作を知らない人も、アオイホノオは必見です。

そして原作も傑作なので、未読であればついでに読んでみる事をお勧めします。

 

 

アオイホノオ(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

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ターミネーター新起動(ジェニシス)は新起動できるんですか?★★☆☆☆

いつもはネタバレしないようにちょいちょい気を使って書こう、そういう姿勢あります。

今回は無いです。
 
 
Amazonプライムビデオで「ターミネーター新起動(ジェニシス)」が配信されたので早速見ました。
ジェネシスじゃなくてジェニシスなのね。
 
Amazonプライムビデオ、いつもありがとう。一応金は払ってるけど、ありがとう。
 
とりあえず感想をつらつら書こうと思います。
 
面白いかどうか、では「まあまあ面白い」。決して駄作ではない。でもまあ、T2という金字塔の前ではどうしても「及第点かどうか」、という勝負になったしまうのが残念な所ですね。
 
なんかもう、ゴチャゴチャしてますよね。
観てて忙しい。
未来のシーンがあって、1984年があって、そこで液体金属が襲ってきて、ていうかイビョンホンで、次は2017年で、って、忙しいわ!!
 
もっとシンプルでいいと思うんですけどね。タイムトラベルがストーリーに絡んでくるとゴチャゴチャしがちなんでしょうかね。
 
辻褄は合ってる(と思う)んですけど、辻褄が合ってればいいもんでもない。
 
ターミネーターシリーズはもうシリーズが作られすぎていて、ガンダムみたいになってきましたね。
とりあえずガンダム(シュワ)出しとけばいいか、みたいな。
 
 
ガンダムも時代と共に作られて来たわけです。
F91では、コックピットでシーブックがパチンパチン飛行機みたいにスイッチはねるシーンがあるんですけど、それより時代が昔のはずのガンダムUCではタッチパネルになってます。
時系列を気にしすぎても、却って現実との辻褄が合わなくなる、という判断だと思います。
まあ一々目視する必要があるタッチパネルって明らかに戦闘に向いてないだろ、音声認識でいいだろ、とも思いますがまあそれは別の話という事で、とりあえずシリーズ間の辻褄より現実との辻褄を優先してもらうのは、いいと思うんです。
 
ターミネーターシリーズも、同じように時代と共に設定が変わってしかるべきだとも思うんですけど、ガンダムと違ってかなり難しい。
シリーズの根幹に関わってしまうので、変えれない、そういう部分が大きいと思います。
 
人間と戦ってる機械が英語でアナウンス入れるのもおかしい。誰に言ってんの?(観てる人への優しさというのは分かっていますが)
 
液体金属が殴ってくるのもおかしい。
 
ガイコツロボットが二足歩行で追いかけてくるのもおかしい。遅いし。
 
30年いくらでも時間はあったはずなのに、あと30分で出発するタイミングで弾込めしてるのもおかしい。やっとけよシュワてめーよ。
ていうか遅刻すんなよ。前乗りしとけよ。
 
液体金属にチップが溶けるとアップグレードするのもおかしい(ギャグ?)。
 
おかしい事だらけなんですけど、そこをツッコむとシリーズが破綻してしまうんですよね。
でも、T2では気にならなかったのに、本作では気になってしまう。
 
だって作られた時代が違うんですもん。
 
 
新しい試みも色々と感じるんですよ。
ジョン・コナーを敵にしてみたりね。
でも、そこまで必然性も感じられないし、普通に弱い。
いやほんと、あいつ弱すぎじゃね?
 
 
クラウドクラウド言ってるこの時代に於いて、会社爆破したら倒せる、っていう話も全然納得いかないです。
世界中にバックアップあるだろ。
これに関してはまあ、言ってる人間が昔の人間と荒廃した未来から来た人間で、クラウドとか知らんし、結果的にやっぱり倒せてなかったよね、という見方もできるとは思いますが・・・
 
 
ターミネーターはT3、サルベーション、サラ・コナーズ クロニクル、とシリーズが出すぎて、しかも全部繋がってなくて、新しい事もやってみたくて、もうしっちゃかめっちゃかになってしまった感じです。
 
本作の作中でも、ジョンがそれを匂わす発言をしてます。運命は繋がってない、みたいなセリフですね。
 
色々シリーズ出てるけど、それぞれみんな独立してるんだぞ、というメタ発言と解釈しました。
 
 
・・などと、大体こういう視点で見ていたので、どうしても粗探しをしてしまうんですよね。
 
どうしてもそういう風に見てしまうのも我ながら残念ではありましたが、それをはねのけてくれるだけの凄さがなかった、結局これに尽きる気がします。
 
サラ・コナー役がサーセイからデナーリスに変わったのはオッ、と思いましたが、カイルが一作目とは似ても似つかないゴリ男になったのは(どっかで見たことがあると思ったらダイハード5の息子役かあ)、どうかと思います。
 
 
まあ総括すると、全体的になんだか物足りない、あと一歩なんだけどなあ〜、という感想をもってしまう映画でした。
 
 
とはいえ、Amazonプライムビデオで視聴する分には申し分ない、充分楽しめる作品である事は間違いないと思います。
 
 
ただ、シリーズでやりがちな「売れたら続きあるよー」みたいなシーンをラストに入れるのは止めて欲しかったですね。
 
死亡フラグだぞ、それは
 

 

 

 

 

ゲーム好き必見の傑作ドラマ「ノーコン・キッド」★★★★☆

「ノーコン・キッド 〜ぼくらのゲーム史〜」
Amazonプライムビデオで見ました。
 
傑作です。なんですかこれは。
 
テレビ東京ドラマ24は名作をガンガン出してきますね。
勇者ヨシヒコはまた3期を放送する人気ですし、アオイホノオも傑作でした。
 
正直、アオイホノオを見終わって、心に空いた穴を埋める感じで見たんですが、いやはや・・・面白いじゃないですか!
 
 
僕は本作で描かれている世代よりもう少し後の世代ではありますが、それでもただひたすらに懐かしかったです。
自分が青春を過ごしたゲーセンが、バーチャが、ドラクエが、ファミコンが、スーファミ発売の衝撃が描かれている。
 
そう、タイトルの通り僕らのゲーム史、これは視聴者である僕のゲーム史でもあったのでした。
 
 
そういう意味では、ノーコン・キッドは一部の限られた人に向けたドラマなのかもしれません。
 
子供時代や青春を少なからずゲームと共に過ごした、そんな人に向けて、です。
 
逆に、それ以外の人にはピンと来ないかもしれません。へえ、こんなゲーム流行ってたんすね、くらいかもしれません。
ですが、ゲームと共に育った人にとってはこのドラマはグサッと刺さる素晴らしい作品になると思います。
 
 
本作の主人公は3人。
 
父親が埼玉のゲームセンター「ワタナベ」を営む、礼治(レイジ)。
 
ワタナベに通い、数々のゲームでハイスコアを叩き出すキッドこと、木戸。
 
ワタナベにしばしば姿を表す、礼治にとってのマドンナ、高野。
 
ドラマはこの3人の過去の中学生時代から始まり、回を追うごとに成長していく様が描かれます。
それと同時に、現在の3人の様子も交互に描かれていきます。
 
ゲームを中心とした親友3人が、現在ではバラバラになってしまっている。
一体、3人に何が起きたのか・・?
 
3人は成長し、ラストで第1回から過去のシーンと平行して描かれ続けてきた現在のドラマに追いつきます。
 
 
その過程で3人の成長と共に描かれるゲームは、ゼビウスから始まり、ドラクエやスト2、マリオやバーチャファイターなど、ゲーム史に欠かせない作品ばかりです。
 
これがとにかく懐かしい。
ノスタルジックな気持ちに押しつぶされそうになり、同時にとにかく昔のゲームをやりたくなります。
あとメッチャゲーセン行きたくなります。
 
勿論ただ懐かしいだけではなくて、ドラマとしても充分面白いです。
主演の礼治を演じるのは田中圭
 
僕が最初に彼を知ったのは、大河ドラマ黒田官兵衛でした。石田三成を演じていたんですよね。
 
最近主演やCM出演も多く、売れっ子のようですが、なるほどそれも納得の演技です。
大河ドラマで演じた淡々とした演技とは真逆のキャラクターを自然に演じていて、とても好きになりました。
 
 
キッドを演じるのは浜野謙太。
この人どこかで見たことあるなー、と思ったらEテレで放送してるムジカ・ピッコリーノのドットーレ・マルコじゃないですか。
最近は他にも仮面ライダードライブにも出演してたらしいですね。
ドライブは3話くらいまでは見てたんですが・・
 
 
この人、俳優でもあるんですが、在日ファンクというバンドのボーカルでもあります。
 
在日ファンクの楽曲はAmazonプライムミュージックで聴けます。音楽には疎くて良し悪しを全く語れないのですが、とにかく多才な人ですね。後は奥さんがメチャクチャ美人。関係ないですけど。
 
 
ヒロインの高野を演じるのは、連続テレビ小説「あさが来た」で主演を務め、今や人気絶頂の波瑠。
この人は本当に美人ですね。
この凛とした感じは他の女優には中々無いものだと思うんですが、高野も正にそういった真っ直ぐなヒロインです。
 
 
僕はノーコン・キッドを見るまでは3人とも顔と名前は知ってるけど、そこまで思い入れがない、といった感じだったのですが、ノーコン・キッド視聴後は3人とも大好きになっていました。
 
ドラマの中で描かれる3人が本当に素晴らしい。こんな3人、好きにならないはずないじゃないですか。
 
ラストで、レイジとキッドが潰れたワタナベでするゼビウス対決。
最初にゼビウス対決をしたのは中学生です。その時とは変わってしまった3人。
 
でも、変わらない3人。 
 
最高のシーンです。泣きながらゼビウスをプレイするキッド、全てを知っていたレイジ。
この回は3回見てしまいました。
 
 
ドラマ24のドラマは、一回の視聴時間が短いのがいいですよね。
アニメと同じ感覚でサクサク観れる。
本作の脚本は数多くアニメを手がける佐藤大
実写をやらせても面白いとは・・・
 
 
最近はゲームセンターの経営はとても厳しいらしいです。
僕もゲーセンにはとんと足を運ばなくなってしまいました。でもゲーセンが無くなったら本当に寂しい。勝手な限りですが、そう思います。
だって、紛れもなく青春を過ごした場所なんですからね。
 
同じように青春をゲームと共に過ごした人は、ぜひ「ノーコン・キッド 〜ぼくらのゲーム史〜」見てみて下さい。
 

 

 

 

ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史~ Blu-ray BOX

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ガンをテーマにした青春映画「50/50」★★★★☆

 

50/50 フィフティ・フィフティ [Blu-ray]

 

 
 

「50/50(フィフティフィフティ)」という映画を観ました。

かなり前にテレビで放送されていたものをずっと録画したまま見ずにいたので、Amazonプライムビデオで視聴しました(?!)。
 
主演はジョゼフ・ゴードン=レヴィット。
共演にセス・ローゲンですが、セス・ローゲンは製作にも名を連ねていますね。
後はヒロインのアナ・ケンドリックマイレージ・マイライフで強烈な印象を残した女優さんですが、顔が覚えやすい。愛嬌のある女性です。
 
 
とりあえず最初に言っときたいんですけど、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットって本当に覚えられない。名前。
しかも調べたら本名はジョゼフ・レナード・ゴードン=レヴィットと来たもんだ。
これでも短くしてます!ってか?
いや、いいんですけど。素敵な俳優さんですよ。
本作を見て、本心からそう思いました。
 
 
本作は、ガンをテーマにした青春映画です。僕は見てそう受け取りました。
 
主人公のアダムは27歳の若さでガンの宣告を受けてしまいます。
5年生存率は50%、タイトルは正にこの生存率の事ですね。
 
真面目で、地味ではあるが堅実に生きるアダムを突如襲う理不尽な死の病。
生活は一変し、自分を取り巻く人間との関係も次第に変化していきます。
 
冷静なアダムはそれを淡々と受け入れ・・・ているように見えるが、といったストーリーですね。
 
 
本作の感想としては、とても良かった、です。
完全に個人的な理由ですが、本作を見たタイミングで、仕事や私生活で辛い事が重なり、かなり精神的に参っておりました。
眠れないわ胃は痛いわ。
そんな状態で見たもんですから、普段の状態で見るよりグッと心に響くものがあったのかもしれません。
だってガンですからね、5年後まで生きれないかも、なんてストーリー見せられたら、そりゃちょっとやそっとの事で凹んでられませんよ。
 
ああ、自分も頑張ろう、と。素直にそういう元気を貰いました。
 
本作の見所としては、何より強く言いたいのが主演のジョゼフ・ゴードン=レヴィットの演技。演技というか笑顔ですかね。
こんな素敵な笑い方をする男だったのか、と。
彼の出演作はインセプションダークナイトライジング、ルーパーと見てきましたが、こんないい笑顔をする作品はありませんでした。
 
元々なんとなく、いい俳優さんだなあ、と思ってましたが、今作で一発で好きになりました。
後は名前を覚えられれば文句ないんですけどね・・・
 
もう一つの見所は、やっぱり「友情」でしょう。
セス・ローゲン演じる親友のカイル、こいつがまた最高なんですよ。
ハリウッドにちょくちょくいるこのテの親友キャラ、個人的にかなりツボなんですよ。
グッド・ウィル・ハンティングのチャッキーとかね、普段は下らない下ネタとか言い合ってるけど、親友として心底支えてくれる、見ててグッと来るじゃないですか。
本作にも、グッと来るシーンがありまして、このシーンだけでも僕は本作を見る価値がありました。
 
 
本作は青春映画ではありますが、ラストでタイトル通りフィフティ、フィフティ、主人公が助かるのか、助からないのか?といった展開になります。
 
見てる側は当然、主人公に感情移入してますので、助かって欲しい、そう思いながら見る事になるわけです。
失敗すれば命を落とす手術を、アダムは乗り越える事ができるのか・・・?フィクションだと分かっていても気分は落ち着かず、これがリアルだったら自分は耐えられるだろうか、なんて思ったりします。
 
 
本作を見て思った事は、月並みではありますが悔いを残すような日々の過ごし方はしないようにしよう、という事。
 
親には感謝と愛情を照れずに伝えよう。
億劫なだけでやり残した事は、重い腰を上げてやり切ろう。
日々をダラダラ過ごすことはやめよう。・・・できるだけ。
 
そういった前向きな気持ちになる事ができました。
 
こういう体験ができるから、映画はいいもんなんだなあ、と思えます。
「50/50」、好きな映画です。オススメします。
 
ジョゼフ・ゴードン=レヴィットの笑顔だけでも、充分価値があると思いますよ。

最も好きな海外ドラマ「刑事ナッシュ・ブリッジス」★★★★★

みなさん知ってます?

 
今世間で海外ドラマって言えばゲーム・オブ・スローンズ。僕もハマってます。
 
でも、一番好きな海外ドラマといえば、僕はナッシュ・ブリッジスなんです。
 
10年以上前にテレビ東京で毎週日曜昼過ぎに放送してましてね。
そりゃまあ面白いってんで、毎週録画して何回も観てたんです。当時はまだVHSだったなあ・・・
 
4、5年前にDVDがリリースされて、速攻で全巻揃えました。
 
レンタルもしてるようなので、興味ある人は是非観て欲しいです。名作ですよ!!
 
 
本作は基本的に一話完結で、主人公の刑事ナッシュと相棒のジョーが事件を解決していく形式のものです。
一話完結なので気軽に観れるのが魅力ですね。
ゲーム・オブ・スローンズもそうですけど24シリーズとかね、話が続いてるのって結構体力使うじゃないですか。
 
一話完結ドラマって貴重ですよね。
「HAWAI FIVE-O」シリーズもそういう意味で好きです。まだ見てる最中ですけど。
 
 
刑事ナッシュ・ブリッジス」の魅力はもちろん一話完結っていう事だけじゃないんです。
 
特徴は毎回一話に複数の事件が起こる事。
刑事モノなので、毎回まずは殺人事件であったり強盗事件が発生します。
でも、それだけじゃない。
その裏で、もしくはそれと並行して家庭の事件だったり、個人的なトラブルが発生したりします。
 
そういったストーリー構成のおかげで見ててダレないし、シリアスなシーンとコミカルなシーンが無理なく交わって、とても充実した内容になっているのですね。
 
 
キャラクターもみんな個性的で魅力的です。
ナッシュはサンフランシスコ警察のチームを率いていますが、シーズンが進むにつれてチームのメンバー一人一人にスポットがあたって、どんどんそれぞれを好きになるんですよね。
残念ながら退場するキャラなんかもいて、そういう時はとても切ないですね。
 
主人公のナッシュはとにかく有能な捜査官で、記憶力バツグンで手品が得意です。
人脈が豊富で、2回の離婚歴があるプレイボーイ。無意味にモテます。
最初の妻リサとの間の娘、キャシディーには甘いのが弱点です。
ラクーダという愛車を溺愛していて(大切にする事情があるのですが)、車に傷をつけられると激昂します。
ちなみにこのバラクーダ、希少価値がかなり高く、実際にメチャクチャな値段らしいですね。
 
相棒のジョーは恐妻家で金にガメつい(しかし商才はない)探偵です。一方でお人好しで面倒見がいいため、みんなに好かれています。
途中から刑事に復職しますが、刑事としての腕は確か。やる時はやる、そんなキャラです。
 
どうです?
こんな2人が主人公のドラマ、面白そうじゃありませんか?
 
映画も海外ドラマも基本的に字幕で見るタイプですが、本作はテレ東の放送から入った事もあって、吹き替えで見ています。
 
ナッシュの声優は野沢那智、ジョー役が青野武と、メインの二人の声を吹き替えていた二人共が亡くなってしまいましたね・・・二人とも素晴らしい声優さんでした。
 
2人の吹替えによるナッシュとジョーの掛け合いは最高の一言です。
芸術の域に達してると断言できます。
 
 
DVDには一点難点があって、テレ東放送時に尺の都合でカットされたシーンは吹き替えの音源が存在していないんですね。
なので、吹き替えで見てるとカットされたシーンに入った途端、いきなり音声が英語に戻るんです。これは面喰らう。
でも主演の二人が故人となっては、最早どうにもなりませんね。
残念・・・!!
 
 

 

 

 

刑事ナッシュ・ブリッジス シーズン1 [DVD]

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ゲーム・オブ・スローンズがひと段落したら、是非「刑事ナッシュ・ブリッジス」を見てみて下さい。
絶対後悔させませんよ!!

「オール・ユー・ニード・イズ・キル」観てきました★★★★☆


映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』IMAX予告編 - YouTube

 

2D字幕で観てきました。

 

まあ「トム・クルーズ主演映画は観ろ」という家訓があるので、それだけでも観にいったんですが、今回は原作小説も読んでいたので随分楽しみにしていました。

 

先行上映の評判も中々良さそうでしたし、原作小説も読んだのは2、3年前だったのですが、丁度上映に合わせてヤングジャンプでコミカライズもされていたので準備は上々といった感じです。

 

ちなみに、桜坂洋氏のライトノベルが原作であると大々的な触れ込みですが、原題は「Edge of Tomorrow」です。

これは観ればまあ納得ではありますが、日本発を訴えかけたい以上、ライトノベルの題名を充てるのは止む無し、といった所でしょうか。

正直言いづらいんですけどね。オール・ニード・ユー・・あれ・・?みたいになるっていうか。

ビートルズのテンポを頭にいれつつ口にすると間違えにくいです。

 

で、感想はどうだったかと言いますと、トム様の娯楽映画を観に行った自分としては大満足です。

ただ、原作を読んでいたのでストーリーの最もメインとなる「主人公が死ぬたびに時間が巻き戻る」というシークエンスを知っていたのはかなり大きいと思います。

 

というのも、一緒に行った友人が全く予備知識無しでいったのですが、若干ストーリーを理解するのに脳を使いすぎてしっかり楽しめなかったと言っていたからですね。

ヤングジャンプで連載されたコミカライズが既に単行本になっていますので、そちらを読んでから観るとスッと入れると思います。

 

ちなみに、この原作とは中盤以降ストーリーが異なります。

かなりハリウッド好みというか娯楽アクションとして改造されており、僕個人は特に不満はなかったものの、原作ファンの中には改変として良く思わない人もいるかもしれませんね。

 

なんですけど、原作を大事にしてくれていると全体的に感じられる部分があったので、僕は改変に関しては「都合のいい設定だけとって、後は好き勝手に作られた」とは感じなかったです。

主人公のケイジとヒロインのリタ、この名前をそのまま使ってくれたのは嬉しいですよね。ケイジは「CAGE」となっていたのでまあ、藤原啓治的なケイジではなく、ニコラス・ケイジ的なケイジなんでしょうけど。

 

 

今回一番不安だったのが、ダグ・リーマン監督であるという点なんですね。

ダグ・リーマン監督の代表作としてはマッド・デイモンのボーンシリーズが有名ですが、僕はボーンシリーズのアクションが好きではありません。

なんかやたら近いカメラワークでゴチャゴチャしてて、アクションシーンが何やってるかよくわかんない印象が強いんですよ。ジャンパーも残念でしたし、Mr.&Mrs. スミスも、あまり面白いと思わなかったんですよね・・・

 

・・・なんですが、本作はその不安を払拭してくれました。

アクションシーンが分かりづらいなんて事もありませんでしたし、戦闘シーンの迫力も凄かったですね。こういう時、いつも日和って2Dで観た事を後悔するんですよねえ。

 

 

ストーリーの核心に触れたい所ではありますが、ここは原作を知る人には特にネタバレしてはいけない部分だと思いますので、控えたほうがいいと思うので具体的な事には触れませんが、観終わった印象としてはこれぞトム・クルーズのアクション映画と言っていいスッキリしたものでした。

何となくトム様映画にありそうな安直なラブストーリーでもなかったですし。

というか、ストーリー上ケイジとリタは愛を育む事ができませんので、必然的にそうなるんですが・・・

ここの所、オブリビオンアウトローと安直なラブストーリーを避けているようにも感じるトム様ですが、キャラの路線の変更を考えているのかもしれないですね。

甘いマスクを全面に押していける年齢の限界を迎えつつある感じでしょうか・・・

 

というわけで、オール・ユー・ニード・イズ・キル、劇場で観て大満足の娯楽大作と言っていいと思います。オススメします。

 

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