ジャック・リーチャー観てきた★★★★☆
11月11日である。
なんかもう、最近ブログを書く気にならない。
忙しいというのもあるし、なにを書いていいのか分からない。
「面白すぎる◯◯ベスト50!」みたいな記事を書こうにも、しょーもない互助会ブログみたいで書く気になれない。
文末をですます調にする気も起こらない。
実を言うと今、無職である。
毎日会社を定時に帰ってたら、会社から弾圧を受け、ムカついて辞めてしまった。
妻は働き、子供は保育園に行っている。
僕は無職のくせに映画を観に行ってしまった。
クズである。
でも子供ができちゃうと、土日に映画館なんて中々行けないのである。
無職の今こそ千載一遇のチャンスなので、ここは迷わずジャック・リーチャー。
平日金曜日に封切りの映画の初回を観る贅沢。
働きたくない。
さて、客の入りは4割くらいだったろうか。
これが多いのか少ないのかよく分からない。
流石の平日、ジジババばかりであった。
ジジババはまあ上映中に喋るわ、缶チューハイ持ち込んでビニール袋からガサガサポテト食うわで、客層としては「クソ」のレベルであった。
映画はどうだったかと言うと、1作目の「アウトロー」が好きなら楽しめるだろう、という感じである。
僕は大満足であった。
トム・クルーズの主演作の中ではアウトローはかなり好きな部類の映画だ。
「ジャック・リーチャー」も1作目同様、無骨なアクション映画である。
ミッション・インポッシブルみたいに秘密道具は登場しないし、CGっぽいシーンもない。
ひょっとしたらCG使ってないのではないだろうか?
撮ろうと思えば30年前の技術で撮れるんではなかろうか、といった内容だ。
その証拠に(?)スタッフロールがやたら短かった。5分くらいだったろうか?CGを多用した映画はスタッフロールが15分くらいになったりするのだが。
ジャック・リーチャーシリーズの良いところは、主人公が無敵じゃない所。
1作目でもそうだったが、銃撃戦になったりすると結構慌てふためいたりするし、まあまあ失敗もする。
ジャックは、つねに放浪していて一箇所にとどまらない。性格もクールで、冷たい印象を受ける。
世捨て人のような存在だが、スジを通すし、情に熱い部分が、チラチラと垣間見える。
最終的には敵にブチ切れて酷い殺し方したりするし。
007みたいに、ヒロインとすぐに男女の関係にならない所も個人的には好ましい。
トム・クルーズだけど色男設定ではない。
トム様も歳も歳だし、イケメン俳優を脱却しようとしているのかもしれない。
このままクリント・イーストウッドみたいな路線に行こうとしているのだろうか?
今作では、「ジャックの娘」が登場する。
クールだが不器用なジャックが娘とどう接するのか、見所と言っていいだろう。
平日から映画を観た後は、四条烏丸付近にある「ピッツァリア マリータ」で一人ランチを食べた。
ここのピザはめちゃウマである。
ドリンク付きで800円〜というのも良心的で素晴らしい。
店の中に窯があり、目の前で焼いてくれるのだが、席数が少ないのもあってか全然待たされないのもいい。
四条でランチに困ったらマリータに行くべきである。
ランチの後はマーチャオという雀荘で10年振りくらいにフリー麻雀を打ち、3000円ほど負けて帰った。
トランプショックで8万溶かした僕には誤差の範囲である。
完全にクズな一日であったが、久々に好き勝手にやって気分も良いので、ついブログなど書いてしまった。
ブログって、本来は日記なんだよな。
こんな感じで気分が良ければまた書こう。
ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション ★★★☆☆
例によってAmazonプライムビデオで視聴。
シリーズ最高傑作との評判を見てからの視聴であったのでかなりの期待値の高さでしたが、結果的に感想としては「普通・・・」でありました。
よくある「普通に面白い」という、どっちだよ!っていう感じですかね。
面白かったんですよ!
きっと劇場で観ても満足して帰ったであろう、そういう出来の映画だったと思うんですけど、なんていうんですかね。
すごくミッション・インポッシブルしてました。
トム様はいつも通りシュタタタタって感じで走ってましたし、いつも通りピンチになってました。
なんか飛んでる飛行機に掴まったり、絶対入れない施設に侵入するのに高い所から落ちたりとかね、バイクで追いかけっこしたりね。なんかコイツ毎回こんなんやっとんな、って思いながら見てました。
それがこのシリーズの魅力といえば魅力なんでしょうが、正直シリーズ最高傑作というフレーズで高くなったハードルは越えてくれませんでした。
今回、IMFが「お前ら活躍してるっていうけど運が良かっただけやろ」って詰められるシーンがあって、なんかメタ的なセリフに感じてそこは面白かったですね。
個人的に今作で好きなポイントとしては、前作と繋がっている所。
前作のラストで「次の敵はシンジケートって呼ばれる組織だよ」っていうセリフで終わるんですけど、今作の敵はそのシンジケートです。
前作で仲間になったホークアイも連投してますしね。
前作「ゴースト・プロトコル」もその前のMI3と繋がってましたし、なんていうかジョン・ウーのMI2が異質すぎるのかな・・
あともう一点好きなポイントがあって、OPがカッコいい。これは最高にカッコいいです。
最近はOPが無い映画が殆どである中、本シリーズと007は毎回カッコいいOPを入れてくれるので、ここはとてもポイント高いですね。
あとはミッション・インポッシブルに限った話ではないんですけど、流石にトム様もお年なんで、見ててそっちのヒヤヒヤ感がありますよね、「オッさん無理したらアカンでそんなグイグイ懸垂して・・・うわオッさん凄いな!」みたいなね、イーサンとして見れてない。トム・クルーズとして見ちゃうんですよどうしても。
後はこれもミッション・インポッシブルの特徴な気がするんですけど、なんかゴチャゴチャしてますよね。脚本が。
よく考えたら理解できるんですけど、理解に0.5秒くらい要する説明がちょくちょく入るので、見ててノイズがある感じがするんですよ。
罠にかけられる、捕まる、助けてもらう、助けてくれた女は味方か!え、いや敵か?やっぱり味方か、敵はシンジケートか!女はシンジケートの一員?あ、違うの?イギリス?悪いのはイギリス?あ、違うの?やっぱりそうなの?
みたいなね、細かい切り返しがちょくちょく入るんですよね。
で、迫力あるアクションが立て続けに入るので、なんか見てて追われてる感じがするんですよね。
とても忙しい。
メリハリが薄いので、ラストのクライマックスもいまいち印象に残らないんですよね。
見てて全く飽きないので、エンターテイメントとしては文句ないのですが、一本の映画としてみると後に残る物がないかなあ・・・と、正直な所。
しかし次も制作が決まっていて、今回のヒロインを演じるレベッカ・ファーガソンの続投も決まっているとか。
トム様が懸垂グイグイできるうちに、6本目をクランクアップしていただきたいものですね。
ジュラシック・ワールドめっちゃ面白いやん★★★★☆
なんなんコレめっちゃ面白い。
これぞエンターテイメント。これぞハリウッドムービー。
惜しむらくは、劇場で観たかったですな。
Amazonプライムビデオで観たのですが、先日のターミネーター新世紀に続き、いきなりこんな大作をぶっ込んで来るとは。
どうしたAmazon。最近態度悪いからヨドバシ.comに行きがちだけど、また応援しちゃうぞ。
ジュラシック・ワールドはもう単純にパニック・ムービーとして面白いんですけど、一作目のジュラシック・パークに対するセルフオマージュが随所に散りばめられていて、そういうファンサービス的な要素も興奮ポイントとして大きかったです。
迂闊な馬鹿や調子乗った馬鹿はすぐ恐竜に食われるといつトコロも一作目から変わってないですし、基本的なストーリーは一作目の焼き増しみたいなもんだと思います。
恐竜を見世物にしたら大ヒットで客がめっちゃ来た、恐竜が逃げ出した、必死に逃げる人間、パニックパニック!
ラスト、なんとか助かった!一安心!みたいなね。
ただ、焼き増しではあるものの全然退屈や古さは感じさせず、却って押さえるツボを押さえてくれてる安心感を与えてくれたと思います。
結局、普通の人間が恐竜に勝てっこない以上、人間は一方的に襲われて、隠れて逃げて、といった要素は変えようがないですもんね。
とはいえ、パーフェクトな映画だったかと言えば、観終わって振り返ると実はそうでもなくて、粗は結構あったようにも思います。
キャラクターは個々にあまり掘り下げられておらず、なんだか登場する恐竜も少なく感じました。
出てきても短時間ヤられ役に出てきてるだけだったりね。
恐竜映画というよりは、インドミナス・レックス一頭に焦点を絞った感じがしたのは残念でした。
もうちょっとジュラシック・ワールドの世界の描写をしてくれてても良かったような気はしますね。
後は悪役が馬鹿すぎて、リアリティがない。リアリティがないレベルの馬鹿。
ラプトルの軍事利用をしつこく主張するんですけど、どう考えてもまだそんな段階にないって事は一目で分かるはずなんですけどね。
今回独自の要素でとても良かったと思うのは、一作目で悪者扱いで描かれていたヴェロキラプトルやティラノサウルスの扱いですかね。
もちろん恐竜に善者も悪者もないんですけど、まあストーリー的な意味で。
そもそも主人公は助かって良かったね、なんですけど、ジュラシック・ワールドこの後どうするの?っていう部分が全然片付けられてなくて、続編作る気なのかわかりませんが、ティラノサウルスがガォー!っつって終わりなんすよね。
続編は作られるのかもしれませんが、ストーリー上はもう恐竜を使ったアトラクション、みたいな事は出来ないでしょうね。
2回もこんな大事故を起こしたら、3回目はありえない。
この島をどうしよう?って話になるのかもしれませんが、上空からナパームでもぶっ放した方が現実的な気もしますし、どうするんでしょう。
などと、ストーリーに関する文句は多少あれども、見てる最中は全然気にならないですし、頭を空っぽにして見れる、メッチャ面白いエンターテイメントである事は間違いないです。
プライム会員の人は迷わず観て損は無い作品だと思います!
ドキドキワクワクできますよー
ドラマ版アオイホノオ感想。実写化とはこうやるのだバカどもめが!!★★★★★
以前ノーコン・キッドが面白いというブログを書きましたが、同じ枠のアオイホノオ、こちらもメチャクチャ面白いです。
優劣つける必要など全くないのですが、敢えて言うならアオイホノオの方がより好きです。
アオイホノオは島本和彦原作のコミックをドラマ化したものなのですが、とにかく原作に対するリスペクトが凄い。
実写化とはかくあるべきという見本のような作品ではないかと。ファンはこういう実写化を求めているのだ、と思います。
読んだ事がある人なら分かると思いますが、島本和彦漫画は基本的にメチャクチャなんですよ。
あらゆる理屈を勢いで薙ぎ倒す漫画界のトルネードが島本和彦なんですが、ただその勢いが余人を寄せ付けない領域まで昇華されていてもう、これは島本和彦しか無理だ、島本和彦だからとにかく凄い、面白い、レディーーーーゴオオオオオ!!!
ダメだ途中からよく分からなくなってしまいました。
とにかく島本和彦の漫画は凄い勢いで凄く面白いんですよ!!!
でもね、そういう漫画ならではの勢いを実写にするって難しいに決まってるじゃないですか。間の取り方を間違えたらそりゃもう寒い事になりますから。
しかし、このドラマは違った。
大丈夫だった。
むしろ漫画よりやらかしてる勢いだった!
本作を支えているのがまず何よりも主演の柳楽優弥。
誰も知らない柳楽優弥がまさかこんな演技をしてくれているとは。
柳楽優弥が演じる事によって、ホノオのキャラがより深まったのではないか?とすら思わせます。
さすがカンヌ。
原作のホノオは、口では調子乗った事を言っているものの、内面はかなり「普通を弁えているキャラ」ではないかと思います。
常に不安と闘い、実は自信が無いが故に己を鼓舞するために大口を叩いているような。
柳楽ホノオは、もっと振り切っている。
もっと根拠のない自信に満ち溢れている。
だから、その自信が打ち砕かれる時の落差と立ち直る時の落差がよりコミカルでテンポ良く感じるのだと思います。
原作と全く同じ台詞を話し、全く同じ展開なのに印象が変わるのは柳楽優弥のなせる技かもしれません。
勿論、原作のキャラを壊すような、嫌な演技では決してありません。
むしろ、僕は本作を通じて柳楽優弥に対する好感度がグッと上がりました。
柳楽優弥以外にも、庵野秀明を演じる安田顕、ドラマ24枠の主のような佐藤二朗、ムロツヨシなど、アクの強い俳優が揃っていますが、みんな面白い。
庵野秀明の事は基本的に好きではないのですが、本作を見てやや好きになってしまいましたし、佐藤二朗演じるMADホーリーはこのドラマで一番悪ノリしまくってメチャクチャだと思うんですけど、彼のシーンだけ3回見たりしちゃうくらい好きだし、ムロツヨシの「食いっっっっっぱぐれない!」も外さない。
このあたりの純粋な楽しさは福田雄一監督の手腕によるものなんでしょうかね?
キャストで言えば、実際に作中で取り上げられている登場人物の本人が、カメオ出演しまくってますよね。
(庵野秀明以外)
これも、本作のドラマ化が関係者からも応援されている証拠と言えるんじゃないでしょうか。
手塚治虫を岡田斗司夫が演じてるのだけは気に入らなかったですけど。
キャストではありませんが、ナレーションが古谷徹なのも素晴らしかった。
こうした絶妙なバランスでもって、ストーリーは原作を忠実になぞりつつ、24分×10話でバシッと締める。
ラストにはファンをニヤリとさせる演出もあり・・・
完璧な仕上がりですよ。
これは傑作です。
付け加えるなら、OPとEDも素晴らしい。
一話見終えて、早く続きが見たいのにOPが良すぎて飛ばせない。
EDもサービス映像で飛ばせない。
とにかく面白いので、未見の人には見て欲しいです。
例によってAmazonプライムビデオで視聴可能です。
最近、鋼の錬金術師やらジョジョ3部やら銀魂やら実写化しようってニュースが飛び交ってますが、このレベルの実写化がお前らにできるのかと。
ジャニーズがエドワードってアホか、せめて外人連れてこいと。
銀魂なんか無理に決まってるだろと。大勢のファンの逆鱗に触れて失敗するだけだろ、と。(と思ったらこっちも福田監督なんですね・・・!?)
何が違うのかって、やっぱり原作やファンに対するリスペクトが感じられるかどうか、という事になると思うんですけどね。
まだ制作が発表されただけの作品にあーだこーだ言うのもナンセンスな気がしますが。でも以前、それで論争になった進撃の巨人は「ほれ見たことか」な結果でしたしね。
話が逸れまくりましたが。
とりあえず原作ファンも原作を知らない人も、アオイホノオは必見です。
そして原作も傑作なので、未読であればついでに読んでみる事をお勧めします。
ターミネーター新起動(ジェニシス)は新起動できるんですか?★★☆☆☆
いつもはネタバレしないようにちょいちょい気を使って書こう、そういう姿勢あります。
ゲーム好き必見の傑作ドラマ「ノーコン・キッド」★★★★☆
ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史~ Blu-ray BOX
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2014/02/04
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (7件) を見る
ガンをテーマにした青春映画「50/50」★★★★☆
「50/50(フィフティフィフティ)」という映画を観ました。