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ゾンビ映画で主人公がTシャツ着てるのが納得いかない

だって噛まれたらゾンビになるんですよ。プロテクトしろよやる気あんのか

介護という職に関して

雑感

身近に、介護士として働いている人がいるんですが、現場の話を聞けば聞くほど思うわけです。

 

 

こりゃいかんなあ、と。

 

 

何がいかんかというと、一言で言えば介護という業種がビジネスとして非常に厳しい。

しかも、今後はより一層厳しくなる一方なんではないかと。

 

 

 

まず、単純に給料が低い

これが最も致命的な問題だと思います。

 

そして給料が低いにも関わらず、仕事がキツい。

これは肉体的にキツいというだけではなく、精神的にもキツい。

 

 

介護士の知り合いが言うには、介護には優しい人間、一生懸命な人間は向いていないんだそうです。

そういう人間は、とてもじゃないが心や身体が持たないと。

 

 

しばしば、介護施設で入居者の老人を虐待して介護士が逮捕されたりするニュースが報道されますが、現場の人間にしてみれば虐待する人間の気持ちが非常に良くわかると。

自分が虐待しないのは、虐待するとクビになるから。もしくは逮捕されるから。

だから虐待しないだけであって、許されるのであれば自分もやっているだろうと。

 

 

 

なかなかショッキングな話です。

 

 

 

介護を必要な老人といっても、さまざまです。

思考ははっきりしているのに、身体が思うように動かない人。

逆に、身体は健康で足腰もピンピンしているのに思い認知症の人。

 

後者で暴れまわるタイプの老人を介護するというのは、とても人一人では無理だそうです。

老人と聞くと力が弱くひ弱なイメージがありますが、実際はその逆で、脳のリミッターが外れてしまっているタイプの人がしばしばいるとの事。

そういう人は成人男性顔負けの力で殴る蹴るをしてくるし、噛みついたり髪を掴んだりしてくると。

 

 

要するに暴行です。

ほら、と見せられた腕にはたくさんの痣がありました。

 

自分が介護する相手から暴行され、罵詈雑言を投げられる。

そして、暴行した本人は10分後には全て忘れてしまって、また延々とそれを繰り返します。

認知症ですから、説得したり、なだめたりしても意味がないわけです。

 

しかも、一人が暴れたり喚いたりすると、他の認知症老人も影響されて大声を出したり泣き出したりするそうです。

さながら阿鼻叫喚の光景です。

 

 

そういう入居者の相手を必死でしていると、ふと目を離したすきに、他の入居者がいなくなっている。

暴れないタイプの老人が、みんな大人しくしているかというと、もちろんそんな事はないわけで。

 

勝手にふらっと出ていってしまうそうです。

 

 

ふらっと出ていって、そのままひたすら歩き続ける。

脳のリミッターが外れてしまっていて、疲れる事もなく延々と一晩で50キロ歩いた先で見つかった、なんて人もいるらしいです。

 

 

じゃあ紐で縛ったり、鍵をかけたりしたらいいじゃないかと思うのですが、それは「虐待」になってしまうんだそうです。

認知症とはいえ、一人の人間。

監禁したり自由を奪う事は虐待にあたるとの事。

 

そもそも、認知症とはいえ子供ではなく大人ですから、鍵をかければ開けてしまうし、紐で結べば自分でほどいてしまう。

 

つまりは、つきっきりで見ていないといけないケースが非常に多いんだそうです。

 

 

 

そういう現場では、思いやりのある人間ほど心がもたない、知り合いは言っていました。

自分が優しくしている相手に、罵声を投げかけられ、殴る蹴るされ続ける中で、その優しさを持ち続けられる人がどれだけいるでしょうか。

 

 

ついカッと感情的になり、手が出てしまう。

優しくて思いやりがある人ほど、そういう人が多いんだそうです。

 

 

感情的にならないようにするには、最初から介護に感情を持ち込まない事だと。

 

 

また、一生懸命な人ももたない、と知り合いは言います。

 

 

その知り合いの職場では、殆どの介護士が腰痛持ちでコルセットをして働いているんだそうです。

 

老人とはいえ、子供より大きな大人です。

毎日何度も中腰で、その「大人」を抱えて介護していれば、必ずと言っていいほど腰痛持ちになるそうです。

朝起こす時に抱えて、車いすに乗せるとき、トイレで、風呂で、食事の時、寝かせるとき、一日に一人だけでも何度も抱えるんでしょう。

 

 

そんな中で一生懸命仕事をする人は、真っ先に身体を壊すんだという事です。

介護で足腰を壊してしまっては、仕事ができなくなります。

ですので、みんな決定的に壊してしまわないように、ある程度は力を抜いて仕事をしなければなりません。

 

 

だって、時給960円で身体壊しちゃってどうするの?

 

その知り合いは言いました。

 

そうなんです。

そんな過酷な現場にも関わらず、給料が低い。

 

給料が低いからサービスの質も落ちる。

でも、その給料でも、施設は赤字なんだそうです。

 

施設も、介護士も、入居者も、その家族も、誰も得をしていない。

そんな構図なんです。

 

 

でも、これからまだまだ悪くなるよ、と知り合いは言っていました。

老人が増えて若者が減るんだもんね。

 

 

どうしたら解決できるのだろう?

僕は門外漢ながらに色々考えてみました。

 

 

少子高齢化をなんとか止める?

海外から介護士を安い賃金で連れてくる?

 

介護用のパワースーツの量産化とか?

認知症を防ぐ薬の開発に力を入れる?

 

 

 

知り合いは別の答えを言いました。

 

安楽死を法律で許可したらいいんだよ。それが一番簡単でしょ」