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ゾンビ映画で主人公がTシャツ着てるのが納得いかない

だって噛まれたらゾンビになるんですよ。プロテクトしろよやる気あんのか

ガルガンティア7話までを見ての感想

翠星のガルガンティア(1) (ファミ通文庫)

 

 

いやー、やっぱり面白いですね。

 

僕が虚淵さんの脚本で一番魅力的だと思う部分は、「予想を裏切られる」所なんです。

   

そういう意味では、今回も予想を裏切られました。

 

今回はレドという主人公が、正に自分の存在意義と向き合うという実は重い展開になりましたね。

  

最初にクジライカを殺す時点では、レドには一切の迷いはないわけなんですよね。

彼はヒディアーズを殺すために生きてきたわけですから。

  

ただ、ガルガンティアに来てからレドは「ヒディアーズと戦う以外の生き方」を目にしてカルチャーショックを受けるわけです。

でも、まだ彼にとってそれは他人事でしかないんです。

 

仲間が迎えに来てくれれば、彼はまたヒディアーズとの戦いに身を投じる事になる。

ガルガンティアの住民たちともお別れです。

 

 

しかし、今回彼は衝撃的な事実に直面してしまう。

 

クジライカの大群がナウシカの王蟲のごとくガルガンティアに押し寄せました。

僕はてっきり、レドが仲間を殺した報復に、クジライカの大群にガルガンティアが滅茶苦茶にされる展開に突入するものだとばっかり思っていました。

自分の軽率な行動で罪もない人達が悲劇に見舞われる・・・というような。 

 

しかし、そんな展開にはならなかった。

 

じっと息を殺してやりすごす!

完全に予想を裏切られましたよ!!

  

そしてレドはそれ以上の衝撃を受けるわけです。

 

人類の永遠の宿敵ヒディアーズとの戦いこそが彼の生きる意味だったわけですから。

ヒディアーズと人間、どちらから滅びる以外はあり得ないのだと信じて生きてきた。

 

でも、やり過ごせるんです。

チェインバーの言葉を借りるなら「共存共栄」の可能性がある。

  

戦うために生きてきた彼にとって、戦う必要がない。この事実は存在そのものの否定に等しいでしょう。

そして、同じようにヒディアーズとの戦いこそが人類の逃れられない宿命と信じて戦い、散っていった仲間達。

彼らの死すら、本当は必要のない犠牲だったのでは…?

 

以前べベルに「ヒディアーズとの戦いが終わったらどうするのか」と問われて、何も答えられなかったわけですが、その問いが現実となって彼の前に立ちふさがったわけですよね。

 

エイミーにも「触るな!」なんて八つ当たりしてましたが、動転するのも当然の事でしょう。

到底受け入れ難い事実です。

  

僕は地球にヒディアーズと銀河同盟が来襲して、レドはガルガンティアと銀河同盟のどちらを選択するのか、というような展開になると予想していました。

しかし、そのようなきな臭い展開には、どうやらなりそうにもないですね・・

  

ただ、海を泳ぐクジライカと宇宙空間で暴れまわるヒディアーズという存在が同一のものだという事実には、さすがにこの先何らかの説明があるはずです。

 

宇宙から発達した文明を持って流れ着いたレドは、地球人にとってみれば未来人のようなものだと思っていたのですが、もしかしたら本当に過去にタイムスリップしていた、というような展開になるのかもしれません。

 

クジライカの脅威が去り、今度はレドとチェインバーが原因でガルガンティア分裂の危機という局面ですが、来週以降はレドだけでなく、ガルガンティアに暮らす地球の人々も自らと向かい会うような展開になるのでしょうか?

 どんな展開にせよ、丁寧に作られた脚本は素直に「次が見たい」と思わせてくれます。

あまり野暮な予想ばかりしていないで純粋に楽しみにしていきたいですね。

 

 

翠星のガルガンティア ファーストファンブック (1話 2話 先行上映 パンフレット)