TIGER & BUNNY The Rising 観てきました。(ネタバレなし)★★★☆☆
映画『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』予告編 - YouTube
タイバニ観てきました。
感想はですね、そうですね、普通に面白かったです。
面白かったんですが、まあ観に行ったものが上映されていたというか。
いつも通りのタイバニを見れたので満足は満足ではあるんですが、
予想を上回るでも下回るでもなく、悪く言えば無難かなあ、と。
結構長い期間、劇場で予告編を見せられ続けてきたので、ついに観れるか!と期待が高まりすぎていたかもしれませんね。
ていうかあれですよね。
これ終わってないですよね?!
テレビシリーズではついに明かされなかったウロボロスの正体が、今作で明らかになるかと思いきや、
これがまた完全スルーですよ。
まず間違いなく、映画をもう1本やるか2期があると思うんですが、(ぜひ2期!)
多分今作を見ていなくても、今後話についていけない事はないと思います。
「つなぎ」っぽい内容だったような・・・
ていうかあれですね、監督がテレビシリーズのさとうけいいち氏ではないんですね。
さとうけいいち氏は今CG星矢を作るのに忙しいという事でしょうか・・・
監督はTheBeginningの監督をされていた米たにヨシトモ氏なので、もしかしたらさとうけいいち氏の作り出した世界観を極力、壊さないように配慮したのかもしれません。
なんだかネガティブっぽい事を書いてしまいましたが、先にも書いた通り、「話進まねえのかよ!!」とは思ったものの、内容には充分満足できました。
何と言っても劇場版だけあって作画が綺麗ですよね。
桂正和氏のキャラクターデザインに非常に忠実な作画のシーンが多くあって美麗でした。
テレビシリーズはしばしば作画が怪しかったですしね・・・
ストーリーも、各キャラクターそれぞれに見せ場が用意されており、どのキャラクターのファンでも満足できたのではないかなあと思います。
各キャラクターごとに丁寧に描写されているので、テレビシリーズを未見の人でも、話についていけないという事はないのではないでしょうか。
ていうかファイヤーエンブレムに関してはかなり尺とってた印象ですね。
なので、オールスターのお祭りというか、これぞ劇場版、という作品だったんだと思います。
ただ反面、そうするとストーリーの方は弱くなるというか、テレビシリーズの大きな魅力であった、伏線であったり、過去の展開が後々生かされる、というような部分は弱かったように思います。捻りがないというか。
例えばクソスーツが後半で登場したり、ルナティックのマスクの手形の理由が明かされるとか、そういう感じのやつですね。
悪役達の動機も割と薄いというか、お前らその動機の割には結構な大事やぞ・・?結構死んでると思うぞ??みたいなね。
まあ、非常にストレートなストーリーですので、ストーリーを楽しむというよりは、深く考えずに好きな作品であるタイガー&バニーを劇場で楽しむ、といった見方が正解なんだと思います。
なので、タイバニファンの人はやっぱり劇場で観る方がいいと思います。
今後間違いなく作られるであろう続編では、ウロボロスの正体が明かされる事はもちろん、虎徹の能力がどうなっていくのか、ルナティックはどうなるのか、ブルー・ローズと虎徹の関係は?楓は活躍するのか??などその辺りを是非扱ってほしいですね。
とても好きなアニメなので、今後シリーズ化していくなら、それはそれで嬉しいですね。
楽しみです。