グランド・イリュージョンはトリックよりメラニー・ロランに目が行った件★★★☆☆
グランド・イリュージョンをやっと観ました。
この「やっと」というのは、以前劇場で上映中に観ようとしたんですが中々都合が合わず観れなかったからなんですね。
いい席が空いてないので「これ、いつまでやってますか?」とチケット売り場の女性に聞いた所、「人気があるのでしばらくは上映すると思います」と言われ、その週の金曜で上映終了したのはいい思い出です。
んだよ!
で、レンタル1週間になったので借りて観たわけです。
いい評判を聞いていたので、かなり楽しみにしておりました。
なにしろ、こういう「トリックでドンデン返し」系は大好きです。期待も高まろうかというもの。
観終わった後の感想ですが、一言で言うと「メラニー・ロランかわいい!」ですかね。
もうちょっと詳しく言いますと、「メラニー・ロランが超かわいいのでそれだけで観た価値はあった」という感じになります。
メラニー・ロランはイングロリアス・バスターズで見た時も綺麗な女優さんとは思ったのですが、本作ではちょっとかわいさのケタが違っていた感じです。
しつけえよって言われるかもしれませんけど、仕方ないですよ。予告編を見てもらえると分かると思うんですけど、これ主役がマジシャンの皆さんだと思うじゃないですか??
ポスターもそんな感じじゃないですか?
マジックを華麗に駆使して、警察をヒラリヒラリとかわしつつ大金を盗み出す、みたいな。
そんな映画だと思ってたんですけど、どちらかというと彼らは主人公ではないんですね。
主役、というか観客目線のポジションに立つのはフォー・ホースメンを追う警察達なわけです。
ちなみにフォー・ホースメンっていのはマジシャンのみなさんの名前ですね。
ルパンが主役だと思ってたら銭形だった、みたいな感じです。
メラニー・ロラン演じるアルマはインターポールの捜査官なので、主役サイドのメインキャラクターです。
予告に映ってないけど!!
というわけでですね、彼女を見るだけでもじゅうぶん満足できますので、本作はオススメです。
ストーリーはどうなんだよっていうと、個人的には満足できました。
ただ、一方で「思ってたのと違う・・・」っていう感想でもありましたね。
主人公の視点がマジシャンではなく、彼らを追う警察に近かったというのもそうなんですが、期待していた華麗なトリックを駆使して、の部分がかなり大雑把です。
ていうかザツです。
ツッコミ所満載なので、思いもよらないトリックに驚かされたい、そういう期待に関しては満足はできないと思います。
とはいえ、ストーリー上はちゃんとフォー・ホースメンがマジックを華麗に駆使して、警察をヒラリヒラリとかわしていきますので、爽快感はすごくあります。
見応えもあったし、エンターテイメントとしては面白かったですね。
「あーおもしろかった!」ってなれます。そこは大丈夫です。
ルパン的な映画として観るとちょうどいいと思います。
フォー・ホースメンも丁度男性3人、女性1人の4人組ですしね。
ルパンが警察の包囲網を突破するのに、一瞬で銭形そっくりに変装しても文句を言う視聴者はいないと思いますが、まあそういうテンションで観るのがいいのではないかと。
そうでないと、催眠術師がチートレベルに万能だったり、トリックに使用された舞台装置が何故か警察に不自然に発見されなかったり、そういった細かい部分でツッコミが絶えません。
あまり真剣にトリックを考えながら見ちゃうと、タネ明かしをされても、「いやいやいやいやちょっと待て」ってなります。
そういう「細けえ事は気にすんな!!」っていう部分は割と簡単に割り切れたんですが、気になったのはフォー・ホースメンの動機ですね。
一応ある組織と関係する形で語られるんですが、これが全然納得いかない。
お前ら絶対そこ興味ねえだろ?みたいなね。
あと一人コソ泥みたいなやつ混じってるけど、大丈夫か?みたいなね。
ついでにヘンリーって全然活躍してないけど・・・?みたいな部分ですかね。
本作はどうやら続編が制作されるらしいので、ヘンリーは続編でもっと見せ場があるのかもしれません。
Now You See Me - Credits Scene - YouTube
これは、エクステンデッド・エディションに収録されているエンドロール後のシーンだそうです。
とりあえず、続編にはメラニー・ロランを絶対出してくださいよ!!