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だって噛まれたらゾンビになるんですよ。プロテクトしろよやる気あんのか

ゲーム好き必見の傑作ドラマ「ノーコン・キッド」★★★★☆

「ノーコン・キッド 〜ぼくらのゲーム史〜」
Amazonプライムビデオで見ました。
 
傑作です。なんですかこれは。
 
テレビ東京ドラマ24は名作をガンガン出してきますね。
勇者ヨシヒコはまた3期を放送する人気ですし、アオイホノオも傑作でした。
 
正直、アオイホノオを見終わって、心に空いた穴を埋める感じで見たんですが、いやはや・・・面白いじゃないですか!
 
 
僕は本作で描かれている世代よりもう少し後の世代ではありますが、それでもただひたすらに懐かしかったです。
自分が青春を過ごしたゲーセンが、バーチャが、ドラクエが、ファミコンが、スーファミ発売の衝撃が描かれている。
 
そう、タイトルの通り僕らのゲーム史、これは視聴者である僕のゲーム史でもあったのでした。
 
 
そういう意味では、ノーコン・キッドは一部の限られた人に向けたドラマなのかもしれません。
 
子供時代や青春を少なからずゲームと共に過ごした、そんな人に向けて、です。
 
逆に、それ以外の人にはピンと来ないかもしれません。へえ、こんなゲーム流行ってたんすね、くらいかもしれません。
ですが、ゲームと共に育った人にとってはこのドラマはグサッと刺さる素晴らしい作品になると思います。
 
 
本作の主人公は3人。
 
父親が埼玉のゲームセンター「ワタナベ」を営む、礼治(レイジ)。
 
ワタナベに通い、数々のゲームでハイスコアを叩き出すキッドこと、木戸。
 
ワタナベにしばしば姿を表す、礼治にとってのマドンナ、高野。
 
ドラマはこの3人の過去の中学生時代から始まり、回を追うごとに成長していく様が描かれます。
それと同時に、現在の3人の様子も交互に描かれていきます。
 
ゲームを中心とした親友3人が、現在ではバラバラになってしまっている。
一体、3人に何が起きたのか・・?
 
3人は成長し、ラストで第1回から過去のシーンと平行して描かれ続けてきた現在のドラマに追いつきます。
 
 
その過程で3人の成長と共に描かれるゲームは、ゼビウスから始まり、ドラクエやスト2、マリオやバーチャファイターなど、ゲーム史に欠かせない作品ばかりです。
 
これがとにかく懐かしい。
ノスタルジックな気持ちに押しつぶされそうになり、同時にとにかく昔のゲームをやりたくなります。
あとメッチャゲーセン行きたくなります。
 
勿論ただ懐かしいだけではなくて、ドラマとしても充分面白いです。
主演の礼治を演じるのは田中圭
 
僕が最初に彼を知ったのは、大河ドラマ黒田官兵衛でした。石田三成を演じていたんですよね。
 
最近主演やCM出演も多く、売れっ子のようですが、なるほどそれも納得の演技です。
大河ドラマで演じた淡々とした演技とは真逆のキャラクターを自然に演じていて、とても好きになりました。
 
 
キッドを演じるのは浜野謙太。
この人どこかで見たことあるなー、と思ったらEテレで放送してるムジカ・ピッコリーノのドットーレ・マルコじゃないですか。
最近は他にも仮面ライダードライブにも出演してたらしいですね。
ドライブは3話くらいまでは見てたんですが・・
 
 
この人、俳優でもあるんですが、在日ファンクというバンドのボーカルでもあります。
 
在日ファンクの楽曲はAmazonプライムミュージックで聴けます。音楽には疎くて良し悪しを全く語れないのですが、とにかく多才な人ですね。後は奥さんがメチャクチャ美人。関係ないですけど。
 
 
ヒロインの高野を演じるのは、連続テレビ小説「あさが来た」で主演を務め、今や人気絶頂の波瑠。
この人は本当に美人ですね。
この凛とした感じは他の女優には中々無いものだと思うんですが、高野も正にそういった真っ直ぐなヒロインです。
 
 
僕はノーコン・キッドを見るまでは3人とも顔と名前は知ってるけど、そこまで思い入れがない、といった感じだったのですが、ノーコン・キッド視聴後は3人とも大好きになっていました。
 
ドラマの中で描かれる3人が本当に素晴らしい。こんな3人、好きにならないはずないじゃないですか。
 
ラストで、レイジとキッドが潰れたワタナベでするゼビウス対決。
最初にゼビウス対決をしたのは中学生です。その時とは変わってしまった3人。
 
でも、変わらない3人。 
 
最高のシーンです。泣きながらゼビウスをプレイするキッド、全てを知っていたレイジ。
この回は3回見てしまいました。
 
 
ドラマ24のドラマは、一回の視聴時間が短いのがいいですよね。
アニメと同じ感覚でサクサク観れる。
本作の脚本は数多くアニメを手がける佐藤大
実写をやらせても面白いとは・・・
 
 
最近はゲームセンターの経営はとても厳しいらしいです。
僕もゲーセンにはとんと足を運ばなくなってしまいました。でもゲーセンが無くなったら本当に寂しい。勝手な限りですが、そう思います。
だって、紛れもなく青春を過ごした場所なんですからね。
 
同じように青春をゲームと共に過ごした人は、ぜひ「ノーコン・キッド 〜ぼくらのゲーム史〜」見てみて下さい。
 

 

 

 

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