ゾンビ映画で主人公がTシャツ着てるのが納得いかない

だって噛まれたらゾンビになるんですよ。プロテクトしろよやる気あんのか

「甲鉄城のカバネリ」感想。うーんVIVAがね・・・

甲鉄城のカバネリが最終回を迎えました。

 

今期で一番楽しみにしていたのがカバネリでした。

 

最終回まで見終えて、結果どうだったかというと「残念」といった感想になります。

本作は後半の失速、というか期待と違う方向へ進んでしまい、最後まで軌道修正されず終わってしまった、そんな風に感じる作品となってしまいました。

 

決して駄作ではなく充分に面白かったのですが、首席で入学した神童が卒業する頃にはすっかり普通の生徒になっていた、といった感じの・・・先生、キミには期待していたのだけれどね・・・といった印象です。

 

先生はカバネリ君の何がいけなかったのかと考えましたが、やっぱり途中から付き合い出したビバ君。彼が良くなかった。

 

カバネに怯えて人が生きる世界、そんな中で甲鉄城の面々がどうやってサバイバルしていくか、世界をどう変えて行ってくれるのか。そういう期待で見ておりました。

一話の絶望感、主役がカバネリになり、カバネに対抗する術を手に入れて、さあこれからこのクソッタレな世界に挑戦だ!といった展開になるのではと。

 

ところが、ビバ野郎が出てきて、「臆病者はダメ」とか「弱い者は死ぬ」みたいな事を言い始めて、一気に作品のスケールが小さくなった。そう思います。

絶望の根源であるカバネが、ビバという悪役の道具になり下がってしまった。

敵が世界から個人になってしまったんですね。

 

つーか、なんであんな奴に手下が忠誠を誓ってついていってるのか全然分からない。

金剛閣をメチャクチャにしたら、普通に自分たちの生存率もガタ落ちすると思うんですけどね。

 

見捨てられた部隊が復讐のために金剛閣を潰す、世界とか知った事か!とかならまだ納得行くのですが、「臆病者はウンタラカンタラ」言い出して一気に萎えました。

 

カリスマみたいに描かれてるのに見ててビバにカリスマを感じない、ここが一番のネックだったように思います。

 

凄い悪役でもなく、大きな大義があるわけでもなく、中途半端なラスボスだったと感じました。

 

 

結果的に、中盤から生駒と無名の目的になった「人間に戻って米を食う」という物が非現実的な夢物語のまま終わってしまった。

なんとなく、そういう可能性もあり得るんだという取っ掛かりでも匂わせて終わってくれれば良かったんですけどね。

 

カバネを治す方法であったり、カバネがいない安息の地であったりといった、客観的な希望を見せて欲しかったと思います。

 

甲鉄城のカバネリ」はどうやら劇場版になるようです。

総集編ということですが、(12話を前後編て・・・)、この劇場版の興行収入が良ければ続編を、という腹なんでしょうか。

 

本作はとにかく作画が美しく、OPも素晴らしい(作品のためのOP曲というのが何より素晴らしい)。とても丁寧に作られた作品だなあと見終わった今でも思うんですが、だからこそスケールが大きいまま最終回を迎えれば傑作になれたのになあ、というのがトータルの感想です。

 

 

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