ゾンビ映画で主人公がTシャツ着てるのが納得いかない

だって噛まれたらゾンビになるんですよ。プロテクトしろよやる気あんのか

まるで成長していない・・・「ズーランダーNo.2」★★★☆☆

ズーランダー No.2 (字幕版)

 

待ちに待った傑作コメディ「ズーランダー」の続編ですよ。

これは待った。

 

待った割に劇場には行けず、Amazonプライムビデオで鑑賞したんですけど。

色々事情があって今はスマホで映画観るのが精一杯なんですよ・・・悲しい。

 

とにかく、ズーランダーの続編が作られるっていうニュースを最初に見たときはそれはもう興奮したものです。

 

ズーランダーはとにかく好きで、DVD 発売日に買って周り中の人に貸しまくってました。

なんでオタクっていうのは布教したがるんですかね・・・

 

最近はあまり見なくなった気がしますが、ベン・スティラーオーウェン・ウィルソンの仲良しコンビ作品の中でも一番調子に乗って作った一本だと思いますよ。

 

で、「ズーランダーNo.2」でも黄金コンビが変わらず出演となれば、興奮しないわけにはいかないじゃないですか。

 

ワクワク!キューン!で鑑賞したんですが。

 

・・・あれ?

なんだろう。

期待してた通りの出来でした。

期待してたものを見れたんですが、何故だか物足りない。

 

率直に言って、面白いけどまあ普通・・・スかね?

といった感じでした。

 

一作目ほどの衝撃がなかったんですね。

 

うーん、何故だろう。の考えてみると、一作目と同じ過ぎたんだなあ、と。

 

「ズーランダー」は初めて劇場で見た時、とにかく衝撃でした。

ギャグはぶっ飛んでる。笑いのノリで取り返しのつかない事が起きたり、ヒロインが普通に乱行(漢字配慮)してたり。

カメオ出演もケタ外れの豪華さで、今は亡きデビッド・ボウイをこんな使い方していいんか?っていう使い方してたりね。

ブルー・スティールは真似したくなったし、ていうかしてたし、とにかくまあ僕のツボにグサグサ刺さる作品だったんですよ。

 

No.2でも、その辺りのノリはしっかり守られて(?)ます。

ただ、一作目を忠実になぞってるんですよね。

そこに予想を上回る衝撃は無いんですよ。

 

「ああ、大好きなズーランダーの待ちに待った続編だ」以上の喜びがないというか。驚きがないんですね。

もちろん、あんな大物がこんな役を?とか、ギャグは相変わらず下ネタの下品かそうでないかのギリギリのあたりを突いてきたりとか、そういう部分はファンに気を使って作ってくれてるんだなあ、と作り手の丁寧さを感じる事はできます。

 

でも、驚きが欲しかったんですよね。

だってズーランダーに求めていたのは度肝を抜いて欲しい、そこだったわけですから。

そういう意味で、No.2は一作目の殻を破れなかった。

 

悪く言えば、小さくまとまってしまった感じを受けました。

 

とはいえ、一本の映画として充分楽しめましたし、ズーランダーのファンなら間違いなく見るべき作品だとは思います。

 

3作目が作られる事はまあ無さそうな感じではありますが・・・

もし続編かそれに類する作品がまた作られる事があれば、是非度肝を抜かれるようなギリギリでキレッキレのコメディを見せて欲しいですね。

 

リラックス!ドンッドゥイッー!