ゾンビ映画で主人公がTシャツ着てるのが納得いかない

だって噛まれたらゾンビになるんですよ。プロテクトしろよやる気あんのか

フライト全然予想と違う映画だったんですけど★★★★☆

 
フライト観ました。
 
これ、なんですかね。
凄く面白かったんですけども、流石ロバート・ゼメキスと思いましたけども、ただ、予告見て想像してた映画と全然違うんですけど。
 
予告を見ると、法廷物の映画かと思ったんですよ。
評決の時みたいな。
 
法廷物の映画は凄く好き、というか外れのケースが少ないので期待して観たんですが、これ全然そういうのじゃない。
 
これは、アル中のクズが自分と向き合って更生への一歩を踏み出せるか?
というそれを描く映画です。
 
事件の真相は?
とか
判決の行方は?
みたいな映画ではありません。
 
だって、映画開始早々主役コカインやってますからね。パイロットなんですけど。
で、これからフライトだ、とか言ってんですよ。しょっぱなから「みなさん、この主人公はクズですよ!」と紹介されるわけです。
 
 
ただ、悪人ではない。
そして何より、パイロットとしての腕が一流なんですね。
 
プライドが高いんですが、そのプライドを裏付けるだけの実績があるんです。
だからこそタチが悪いとも言えますが。
 
プライドが高い故に、彼は自分がクズだとは認められない。
 
 
この映画を観ていて、凄いな!と思ったのは、終盤、この日は、この日だけは酒を飲んではいけない、そういう日に、酒を手にしてしまった主人公の葛藤のシーン。
このシーンは本当に手に汗握りました。
 
ここで酒を飲んでしまえば、キャリアも、友人も、人生全てがパーになる、そういう瞬間にアル中が酒を手に、ジッと葛藤するわけです。
この緊張感たるや!
 
そしてその後の彼の選択、その描き方も含めて心臓がバクバク言いました。
 
 
そして、そのシーンを経ての、彼に迫られたもう一つの選択。
この映画のクライマックスは、主人公がどのような決断をするか?
それを描いています。
 
主人公はある決断をし、ある物を失い、ある物を得ます。
 
自分と向き合えずにいたアル中が、自分がアル中であると認めた時、彼の人生はどのような変貌をとげるのでしょうか?
 
 
安易なご都合主義のハッピーエンドではなく、かといって見るものに納得と満足を与える素晴らしい脚本だったと思います。
 
 
法廷物でもサスペンスでもありませんでしたが、練られた脚本は見事で、観て良かったと思える作品でした。
オススメです。
 

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ジャンゴが観やすい映画になっていて微かに残念に思った★★★☆☆

映画『ジャンゴ 繋がれざる者』日本版予告編 - YouTube

 

ジャンゴ観ました。

 
これぞタランティーノ作品っていう感じでした。
特に最近の、悪い奴が出てきて酷い目に合わされて、そこからの復讐!っていう流れですね。
 
本作もそんな感じのストーリーです。ですが、少し違うようにも感じる部分もありました。
 
 
キル・ビルでは飽くまで個人の復讐ではあったんですが、イングロリアス・バスターズでは個人の復讐であると同時に、敵が「ナチス」という世界全体の敵でもありました。
悪役として分かりやすいというか。こいつらなら酷い目に合わせて殺しまくってもいいでしょ?っていう感じですね。

 
 
本作ではそれが「黒人を奴隷として酷く扱う白人」に置き換わっています。
 
 
ただ、いつものタランティーノ作品(と語れる程彼の作品を全て見ているわけではないのですが)と比べると、やや大人しいなあ、という印象を受けました。
 
例えば、本作はあんまりエグくない。
エグいっていってもタランティーノのエグさはB級映画を意識した、笑えるエグさだと思うのですが、本作ではそれが抑えられているなあ、と。
例えば腕がぶっ飛んだり、血が噴水みたいにビュービュー出たり、そういう悪ふざけはあまり無かったように思いました。
 
 
これは、個人的には割と好感の持てる傾向というか、別にB級演出が好きなわけではないので、悪ふざけが抑えられている分、真面目に作られている印象を受けてストーリーにのめり込む事ができました。
 
まあ、結局は殺して殺して殺しまくるのには変わりないので、のめり込むほど深いストーリーではないんですけどね笑
 
 
B級演出以外にも、主役であるジャンゴは奴隷ではありますが、そこまで過酷な目には合っていないんですよ。
いや、奴隷にされて愛する妻を目の前で酷い目に合わされて・・・って、充分過酷なんですけど、見てる側が主役と一緒に悪者への憎悪を募らせるような「これでもか!これでもか!!」っていうほどの酷いシーンはそこまで描かれません。
 
なにしろ、映画が始まって早々にジャンゴはDr.シュルツという凄腕の賞金稼ぎによって解放されてしまう。
それで、直接自分を酷い目に合わせていた兄弟への復讐は本編中盤であっさり果たしてしまうんです。
それも、復讐はDr.シュルツに誘われる形で果たした僥倖であって、彼はそれを目的に生きてはいませんでした。
 
 
ジャンゴの目的は生き別れになった妻を取り戻すこと。
つまり、「ジャンゴ」は復讐の物語ではなくて、解放の物語だったんですね。
 
 
レオナルド・ディカプリオ演じるキャンディも、見ていてそこまでの悪ではないんです。
姉を愛し、白人の友人とは楽しく会食する。黒人奴隷には酷くあたりますが、キャンディが悪というよりは、それが許される社会であったから、という描かれ方だと思います。
その証拠に、黒人であってもジャンゴにはそれなりの態度で接しますし、サミュエル・L・ジャクソン演じるスティーヴンにも信頼を置いている。
見ていて本当に悪いのはこのスティーヴンですしね。
 
だから、というわけでもないのですが、ストーリーのクライマックスに入る前に(というかクライマックスへのきっかけという形で)、キャンディはあっさり殺されてしまいます。
あれだけの存在感を放っていたDr.シュルツも同様にあっさり退場してしまうんですね。
 
そこで見ている側は「そういえばこの映画の題名ジャンゴだったわ」って思い出すんですけども、この主役をも食いかねないDr.シュルツというキャラクターは非常に魅力的であり、だからこそあっさり退場がとても勿体無い。
 
そしてだからこそ、あっさり退場させるタランティーノは凄いなあ、と思うわけです。
 
だって、スティール・ボール・ランのジャイロみたいなポジションですよ。
ドラマティックに退場させると思うんですよ。普通だったら。
 
これはキャンディにしても同じではあるのですが、彼は先ほども書いた通り、その時代ではごく当たり前の生き方をしていたわけです。
自尊心が大きすぎて、挑発の度が過ぎたが故に身を滅ぼしてしまうわけですが。
 
そうして考えると、黒人の奴隷でありながら、キャンディと共に他の黒人奴隷を抑圧するスティーヴンこそが悪役として描かれます。
守るべきものを守ろうとせず、戦うべき相手と戦わない。
保身のための隷属を明らかに逸脱して、いつしか白人と同様に黒人を迫害するスティーヴンは本作中で最も憎むべき悪だと思います。
 
 
案の定、キャンディよりよっぽど酷い目に合わされて殺されるわけですけども、やはりそれを差し引いてもそのシーンをもって復讐が完了した、というよりはジャンゴが自由になった、というシーンに思えました。
 
 
この辺りが、タランティーノにしては大人しいというか、理性的だなあ、と淋しく感じたりもしましたね。
ただ、B級演出が抑えられていた事とももちろん関係はあると思うのですが、明らかにストーリーは締まったと思いますし、こちらの方が個人的には好みでした。
 
 
 
 
などといいつつ。
本作の最も興奮したシーンは実はこれらのシーンではなくてですね。
 
僕が心の底から愛してやまないドラマシリーズ「刑事ナッシュ・ブリッジス」で主人公のナッシュを演じているドン・ジョンソンが出演しているんですよ。
それもかなりしょっぱい役ですよ!!(笑)
 
それだけでこの作品を見た価値はありました。
 
ナッシュ・ブリッジスに関してはいつか魅力を紹介したいなあ、と思ってはいるのですが、好きで好きで書き始めるとかなり疲れそうなので、いつの事になるやら・・・

 
話はジャンゴに戻りますが、勧善懲悪もののタランティーノ作品が、「映画」としての品質をより一般向けに高めたのが本作、というような印象を受けました。
とはいえ決してヌルイい、とかつまらないという事はありません。
 
無駄なドンパチが嫌い、という人以外は頭を空にして楽しめると思います。
 

 

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「LOOPER」よくあるようで中々ない良作でした★★★☆☆

LOOPER見ました。

 


『LOOPER/ルーパー』予告編 - YouTube

 

 中々丁寧に作ってある良作でした。

最近見た中ではTIMEに印象が似てますかね。

いや、ストーリーは全然似てないですが、独特の世界観を持った近未来SFというあたりが。

 

主演のジョゼフ・ゴードン=レヴィットなんですが、名前長いです。いつまでたっても覚えられない。どうにかして欲しい。

あ、いえ名前ではなくて、なんていうかこんな顔でしたっけ?特殊メイクしてますよね?

凄くブルース・ウィリスに似てるんですよ。ダークナイトライジングの時はこんなにブルース・ウィリス的な要素はなかったと思うんですが。ていうかこんな顔じゃなかったような。役作りだとしたら凄いもんですね。

 

あらすじですが、

舞台は2044年カンザス州、ジョーは未来の犯罪組織の依頼で過去にタイム・トラベルしてくる標的を処理する殺し屋、通称「ルーパー」だ。しかしある依頼で処理することになったのは、30年後の未来からやってきた自分自身だった。未来の自分を殺せずに取り逃がしてしまったジョーは、彼が標的にしている相手が30年後に未来の犯罪王「レインメーカー」となる幼い子供であることを知る。

Wikipediaからの引用ですがこんな感じです。

 

面白いのは、タイムスリップものでありながらも主人公はタイムスリップしないんですよね。

いやするんですけど、それは主人公というか30年後の主人公であって、飽くまで若い方の主役目線ではタイムスリップはしないわけです。

 

そういう意味ではターミネーター2と割と近い要素がかなりありますね。

ターミネーターと違うのは、主人公のポジションはジョンを守るターミネーターそのものだという辺りでしょうか。

そして敵であるT1000は未来から来た自分なんですね。

 

この、相手が自分というのが仕掛けとして割とうまく働いていて、主人公が隠れようが、出し抜こうとしようが、敵に全部筒抜けになってしまう訳です。

なんせ未来の自分なので、過去の自分の行動は全て覚えているんです。

 

逆に未来の自分は主人公を殺せないはずなんですが、その辺りの駆け引きはあまり描かれて無かったような。

 

その未来の自分が狙う、未来で勢力を誇る悪の親玉みたいなレイン・メーカーというマフィアのボスがいるのですが、その正体にはもう一工夫あっても良かったかなあ、と。レイン・メーカーという名前も、恐らくは文字通り「血の雨を降らす」という事から来ているんだと思いますが、正体は「まあこいつだろうな」とすぐ分かる作りになっています。ここはドンデン返しがあってもよかったかもしれません。

 

とはいえ、こういうタイムスリップものはワクワクします。

近未来の描写や、タイムスリップもの特有の仕掛けが好きなんですよね。

今作では、過去の自分に一生消えない傷をつけると、未来の自分にその傷が残る、というのがその仕掛けに当たると思います。

 

これは中々良くできていてストーリー上もそのまま使われるんですが、もう一つ、現在の主人公と未来の主人公が切っても切れない関係である事を表します。

 

ドラゴンボールのタイムスリップのように、どこかで歴史が分離するわけではないという事ですね。

なので、現在の主人公は未来の主人公を殺そうと躍起になるわけですが、そんな主人公を経験した結果が未来の主人公という事になります。

 

ブルース・ウィリス演じる未来の主人公はそうした現在の主人公の気持ちも記憶しているわけで、現在の主人公の感情は未来から来た自分が原因になっている。

タイトルの通りループしているんですね。

 

作中ではそのループを断つ方法は死ぬ事なんですが、この「ループを断つ」というフレーズがラストシーンでより深い意味を持ってくるんですね。

この辺り良くできていると思います。

 

ラストで、主人公はある決断をします。

ですが、その結果どうなるかは描かれていません。

 

主人公の決断も虚しく、何も変えられないのか。それとも全てを大きく変える事になるのか。

色々解釈の仕方もありそうですね。

 

とりあえず近未来SFものが好きな方は損はしないと思うのでオススメです。

 

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「ダイ・ハード ラスト・デイ」カス映画すぎて観たファンの心境がラスト・デイになる件について★☆☆☆☆

注意:本作を好きな方は非常に不快な思いをするかと思いますので、読まない事をお勧めします。あくまで一個人の感想ですので、その辺りよろしくお願いいたします。

 

ナメてんのか関係者各位てめえコノヤロウ。

コノヤロウズ。

 

劇場公開時に行かなくて何がファンなの?って言われたら本当返す言葉もございませんが、それなりにシリーズのファンですよ?

4までDVD買ってあったのに全部ブルーレイに買い替えたりしたんですが5作目でこんなカス映画作られたらコレクションが途絶えちゃうだろバカヤロウ!!

 

いやー・・・

 

なんでしょう。ショックから立ち直れない。

久しぶりに見ましたよ。こんなカス映画。

 

まず一本の映画として非常にどうしようもないレベルのカス映画です。

そして何より、「ダイ・ハード」の名前を冠する映画としてこれまた救いようがないくらいのゴミ作品となっております。

 

 

まず、ストーリーが破綻してます。

本作の舞台はロシアであります。

主人公ジョン・マクレーンの息子であるジャックが本作で初登場するわけですが、ジャックが冒頭で殺人を犯すわけですね。

実はその殺人はとある重要人物に接触するための作戦の一部だったわけですが、そんな作戦聞いた事もねえよ。

殺人と見せかけた狂言かと思ったら、ちゃんと殺してました。本当にありがとうございました。

 

そんでまあ、重要人物の裁判中に敵が襲撃してくるんですが、え、襲撃?

国中が注目する裁判が襲撃されるってロシアってそんなデンジャラスな国なんですかねえ。

その後もド派手なカーチェイスで車をグッシャグッシャ壊すんですけど、こんなん関係者各位みなさん捕まるだろ。どうやって逃げたんだよ。

 

主人公のジョンも、作中通して頭がオカシイ。

明らかに緊迫した状況で息子と再開して、ジャック!ジャック!!とかずっと叫んでんの。空気読むとかそれ以前の問題でしょう。キチガイかよ。

一般人殴り倒して車強奪したり、強奪した車で他の一般人の車踏みつぶしまくったり、ロシア人に恨みでもあんの?

ジョンだけでたぶん50人くらい殺してますよ。

 

最初から最後まで脚本がカスなので、事細かに一々突っ込んでてもキリがないのですが、一つだけ。

クライマックスシーンはチェルノブイリなんですよ。

で、

「長年の放射能が蓄積してこれ以上は進めない!」

「大丈夫、放射能を中和するガスがあるわ」

ガスプシュー

「よし、みんな息していいよー」

みたいなシーンがあるんですけどマジでなめてんのかてめえコノヤロウバカヤロウ!!

ジャパンにケンカ売ってんのかアメ公!!(ちなみに監督はアイルランド人)

 

 

そんで最後、敵は自分からヘリでビルに突っ込んで爆発して死にます。

 

ヘリでビルの中の主人公親子を攻撃しようとして、

「弾切れだ!!」

「うーん、じゃあ自分で突っ込むぞー!」

ヘリドカーン

主人公親子「飛び降りたら下に何故かプールあったわ助かったわー」

て。

 

命をナメるな

 

 

本作が映画として如何にクソかっていう事を書き続けても仕方ないのですが、映画そのものとは別に一つ文句を言ってやりたい事があります。

レンタルしたんですが、「劇場公開版」と「最強無敵ロング・バージョン」の二つのバージョンが収録されているんですね。

 

「最強無敵ロング・バージョン」からは「劇場公開版」のシーンがカットされています!!

ロングバージョンでカットすんな!!!

 

いや、カットするのはまあいいとしよう。

でもカットされているシーンがシリーズ4で登場した娘とのシーンなんですよ。

「最強無敵ロング・バージョン」を見ていたんですが、娘が登場しないんですよ。

予告で出てたはずなのになんで??って思ってたんですが、カットされてるんですよ。

ロング・バージョンのみ。

予告で使用されているシーンが本編でカットされる事はたまにありますが、本編からカットするとは・・・

しかも娘とのシーン、カットする意味ありますかね?入れてやりなさいよ。


映画『ダイ・ハード/ラスト・デイ』予告編 - YouTube

 

いやもうほんと、酷かった。酷い映画でした。

あー、つまんなかった。

 

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「ヤマト2199 第7章 そして艦は行く」を観て来ました★★☆☆☆

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割とネガティブな感想です。

観て面白かったと思った方、これからテレビの放送を楽しみにしている方はご注意下さい。
ネタバレもしまくりです。
 
 
ヤマト2199、テレビの放送を毎週楽しみにしております。
今期はヤマトとマジェスティックプリンスが楽しみにしているアニメの一位二位を競っている状態であります。
 
先週のヤマトのTV放送で劇場版の第6章まで終わりまして、ちょうど劇場版に追いついたタイミングとなりました。
第7章は製作が間に合わず、一部短縮された状態での公開となったという事ですので、品質よりもスケジュールがマストであった事が伺えますが、これはこのタイミングを狙ったものである事は疑いようもありません。
まああと一週間遅れるだけでも、上映中の作品がTVで放送されてしまうわけで当然の話ではありますが。
 
待てばすぐTVで放送される事は分かっていますが、TVで最終回を観て傑作であった時、凄く後悔するのでは?と思いました。
だって、それを劇場で鑑賞する機会があったにも関わらず、それを逃してしまったという事ですから。
 
そして、第6章の分までの放送を観た結果、そうなる可能性がかなり高い。
これは映画館で観るっきゃない!!
 
 
そう思って、昨日観て参りました。
 
で、ここからが感想になるのですが。
 
 
 
あれ・・・?
あれえー?
 
 
なんだろ、最後の最後でグダグダな感じです。
 
ツッコミ所がとても多い。
これは名作になり損ねたのでは?
 
まず、デスラーなんですけども、小物感がハンパない。
 
こいつヤマトに乗り込んで来て肩撃たれて帰っていったけど、マジで何しに来たの?
 
ていうか、以前暗殺されたと見せかけて実は生きてました!っていうネタを使ったはずなのに、今回もまた同じネタ・・
第7章だけで、デスラーに雪に守と、死んだと思いきや生きてたっていう展開が使われすぎです。
 
沖田艦長まで生き返るんじゃないかとヒヤヒヤしましたよ!
 
 
デスラーの小物感といえば、スターシャ・イスカンダルの事を愛していて、謂わば彼女の為に宇宙征服をしようとしていたんでしょ?
スターシャもデスラーの気持ちは知っていた。
 
なのにスターシャは守と出来ちゃってんの!!
デスラー可哀想すぎ・・・これは泣ける。
新見も可哀想すぎぃ!!
 
 
脚本も全体的にイマイチ感を拭えない感じでした。
 
総統府にヤマトが突っ込みますけど、これ下手したら森雪死んでますよね?
いや、まあそれは緊迫した状態なので仕方ないにしても、最後総統府に刺さったまま波動砲を撃って、ガミラス人はヤマトに助けられた、ってなるわけですけども、この展開は何とかならなかったのでしょうか。だって極端な話、ヤマトは自分が助かる為に波動砲撃ったわけで。
 
せめて、ヤマトは既にガミラスを離脱しかけていて、自分は助元々かる状況であえてガミラスを助ける、とかそういう話の方が良かったのではないでしょうか。
 
 
他にもコスモ・リバースシステムが雪を助けるのに起動して、「なぜ今動かしたんだ!守!!」って言ってたのにその後何事もなく再起とか・・
驚いたー?みたいな事?
 
こう、ストーリーとキャラクターに一貫性が無いように感じました。
無駄に水着シーン入れてる場合か!!!
 
古代も主役として大した働きをしていない。「ゆきいいいいいいい!」って言ってただけの印象を拭えないんですよねえ。
 
 
 
などど不満ばかり書いてしまいましたが、これはヤマト2199という作品が全体を通してとても完成度の高い作品で、期待して期待して期待しまくってしまったという気持ちの裏返しでもあります。
 
テレビ放送とは違ってささきいさおさん歌うオープニングテーマを劇場で聴けた事はとても良かったですし、やっぱり作画のクオリティも高いですよね。
後半若干作画の質が落ちるシーンもありましたが・・・
 
何より、最後の最後で失速してしまったように感じてしまったとはいえ、半年に渡りクオリティの高いアニメを観賞させて貰って本当にありがたい事です。
 
テレビ版では劇場に間に合わなかったシーンが追加されるかもしれませんし、最終回までは引き続き楽しみに見ていこうと思いますよ。
 
このフィギュア欲しいんだが・・?!

ヤマトガールズコレクション 宇宙戦艦ヤマト2199 山本玲 (パイロットスーツVer.)

あの花劇場版で更生した超平和バスターズに涙しました★★★☆☆

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ウソです。泣いてません。すみません。

でも泣く寸前までいきました。リンパのあたりがジワっとなりました。

 


「劇場版 あの花。」予告編完成 - YouTube

 

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 劇場版を見てきました。

改めて長いな!このタイトル。

 

で、まあ素直に感動すれば良かったのですが色々と雑念が入ってしまったのもあり、感涙にはいたりませんでした。

とはいえ、これは映画の日で1000円で見せてもらって申し訳ないレベルの大変いい映画でした。

日曜19時40分の回で劇場はほぼ満席、女性や年配のお客さん、パッと見DQN気味の男子なんかも結構いて、ファン層の広い映画であるなあと、マン・オブ・スティールとの差を感じてしみじみいたしました。もちろん日曜の映画の日という事があるので比較しても仕方ないんですけどね。

 

雑念が入ってしまったのには色々と原因がありますが、一番の原因はこの作品がほぼ総集編であり、僕がそれを知らずに観に行った事にあると思われます・・・

 

本編はテレビシリーズ最終回の1年後、超平和バスターズの面々がめんまへの手紙を綴りながらそれぞれの視点から1年前の事を回想するという形式になっております。

 

なので、スタードライバーの劇場版のような完全な総集編ではなく、新作パートとテレビシリーズのパートが交互に流れるという感じになっております。

スタードライバーは総集編とはいえ作品として完結しておりましたが、本作は全く未見の人が見ても何が何やらわからないであろうハイライト的な構成となっております。

例のゆきあつのシーンなど、予備知識なしに見ても「え?彼どうしたん?罰ゲーム?」などとなってしまう事は確実であります。

 

現在放送している再放送も見ている僕としては、最近再放送で見たばかりのシーンと、まだ再放送では放送されていないので2年前に見たきりのパートと新作パートとが入り乱れた感じになり、中々他作品では感じる事の出来ない感覚で観賞いたしました。

なにがすごいって、テレビで使われたシーンを劇場でも見ても全く遜色ないんですよね。改めて、クオリティの高い作品を毎週見せてもらっていたんだなあ、と感心いたしました。

 

ちなみに、総集編だからそれが不満だったかと言うと別にそういうわけではありません。

もちろん全編新作であればそちらの方が良かったなあ、と思いもしますが、そうするとめんまが殆ど登場しなくなりますしね・・・

 

クライマックスのシーンはテレビと同じくせーの、からの「めんま見ぃつけたアアアアアア!!」であります。

テレビ放送時は「せーの、て・・・」と若干冷静に見ていた記憶があるのですが、劇場で観るとやはり違いますね。感極まってしまいました。場内にはグスグス鼻をすする声も聞こえており、なるほど劇場というのはここまで凄いものなんだなあ、と映画を劇場で観賞する事の大切さに思いを馳せていたりしてしまいました。このあたりが雑念です。

 

ちなみに個人的には最終回のシーンではなく、じんたんがめんまに頭を撫でられてむせび泣くシーンに一番ウルっと来てしまいました。

入野自由はとてもいい声優さんですね。

 

新作パートも、決してつなぎのシーンだけの数カットというわけでもなく、1年後の超平和バスターズがどうしているかを知るには充分なボリュームが用意されています。

感覚的には新作と旧パートの割合は7:3くらいに感じましたが、実際はどんなもんなんでしょうね。

 

で、新作パートですが、超平和バスターズの面々がみんな、憑き物が落ちたかのように前向きになっており、ああ良かったなあ・・・と親心ではないですが、まあとても安心してしまいます。

これだけでも観に行った甲斐がありました。

 

ゆきあつなんて険が取れてただのイケメンになってしまいましたからね。

1年前は毒吐いて女装ダッシュしていた男が・・・これが感動せずにいられようか。

 

まあそんなわけでして、1本の新作映画としては物足りない部分はあるかもしれませんが、もう一度超平和バスターズに会える、しかも劇場で、という意味で非常に満足のいく作品ではありました。

 

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入場者プレゼントとしてめんまのメッセージカードを貰いましたが、毎週キャラクターが変わるそうですね。

上映前から6週間上映する予定という事で、製作陣もかなりの自信を持っているのが覗えます。

 

あなるの週にもう一度行こうかなあ・・・

 

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 Blu-ray BOX(完全生産限定版)

「マン・オブ・スティール」にダークナイトを期待してはいけません★★☆☆☆


映画『マン・オブ・スティール』本予告編映像 - YouTube

 

初日のレイトショーで観ました。2D字幕です。

21時からの回にもかかわらず、6、7割くらいは客席が埋まっていたのではないでしょうか?

 

僕は本作をとてもとても楽しみにしていました。

それはクリストファー・ノーランが製作と脚本に関わっているからです。

 

ダークナイトシリーズが心底好きで、それ以外にもインセプションメメントなど彼の作品のファンなんです。

 

なので、本作に関しては正直な所、期待外れでした。

つまらなかったとかそういう感想よりは、「思っていたのと違った」といった方がしっくりきます。

 

いやね、ダークナイト的なね、ストイックな感じの映画を期待して観に行ってしまったんですよ。

 

そしたらアベンジャーズでした。

 

クリストファー・ノーランよりもザック・スナイダーの作品でしたね。

まあ監督なので当たり前なんですけど。

 

3Dを意識している作品だというのは2Dで観ていても良く分かったのですが、とにかく迫力に力を入れています。

なので、とにかくバトルが派手。ドツキ合いするたびにビルが吹っ飛んだり、タンクローリーが爆発したり。

映像はとにかく迫力があってまあ爽快ですので、そういう映画と期待して観れば楽しめるのではないでしょうか?

頭空っぽにして観るべし!!

 

なんかこう、主人公の苦悩とか、弱い人間の必死な戦いとか、そういう男臭さを期待してしまっていたのですが、ドラゴンボールみたいな超戦士の戦い映画でした!

 

いやー、僕は今までのスーパーマンという作品を良く知らないのですが、こういう映画なんですかね?

結構、大雑把にドツキ合ってましたよ。

敵もPS3っていう感じの宇宙人で、ウェスカーみたいにシュンシュン瞬間移動しながら戦ったりするんですよねえ。

そういうのじゃないんだなあ・・・そういうのを期待してたんじゃないんだ。

 

主人公のマッチョ君はイケメンですし、ラッセル・クロウとかケビン・コスナーとか脇役も中々の俳優を揃えていたんですが・・・

あまり俳優に関しての感想が残りませんでしたね。

 

ていうか、ストーリーに対しての感想が何もない。

感情を全く動かされなかった作品ではありました。

 

勝手に別の作品を期待して観てしまった僕が悪かったというのはかなりあると思います。

 

アベンジャーズみたいなド派手なヒーローアクションが好きな方にはオススメできると思います。

どうせなら3Dで観た方がいい作品である事は間違いないでしょう。

 

くれぐれも、ダークナイトを期待して観に行ってはいけません。

 

 

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