ゾンビ映画で主人公がTシャツ着てるのが納得いかない

だって噛まれたらゾンビになるんですよ。プロテクトしろよやる気あんのか

「スタードライバー THE MOVIE」の感想 ★★★★☆

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今更なんですけど、Blu-rayが出るみたいなので。

 

THE MOVIEの上映が始まって、僕はすぐさま劇場に足を運んだ訳ですが、劇場で見た感想としては、非常に満足のいくものでした。

なんならちょっと泣きかけました。

 

ただ、イコールBlu-rayを買うべき、という話になるかと言うと、これは意見が別れる所なのかなあと思います。

 

THE MOVIEで一番感動した部分は、やっぱり大スクリーンで大好きな作品である「スタードライバー」を見れた、という事でした。

これは本当に良かった。

 

ただ、本編はその大部分がテレビのシーンを買う集めた総集編なのです。

僕はテレビシリーズのBlu-rayを全巻持っているので、THE MOVIEのBlu-rayを購入するのはやっぱり躊躇われます。

 

とはいえ、本編は150分の大ボリュームで、編集がとにかく良く出来ているので、一本の作品として充分成立しています。

ただの総集編というわけではありません。

 

本編としては

・新宿でのバニシングエージとの戦い

・タクトとワコ、スガタの出会い

・タクトとスガタの決闘

・ミズノとマリノのエピソード

・トキオとの戦いからのザメクとのラストバトル

 

このあたりのエピソードが重点的に描かれていたように記憶しています。

 

とくにミズノとマリノのエピソードはかなりそのまま使われていて、テレビシリーズでも好きなエピソードなのでとても良かった。

 

反面、スタードライバーで一番好きなキャラであるニチ・ケイトの出番はもうちょっと欲しかったなあ…とも思わなくもないです。

 

とはいえ、やっぱり一本の映画としてとても良く出来ていますし、もしテレビシリーズのBlu-rayを持っていなかったなら迷わず購入した事は疑いありません。

 

今でも買うか買わないか迷っているのですが、その最大の理由が本編冒頭の新宿での戦いなんですね。

 

冒頭10分では、追加エピソードとして新宿でのタウバーンとバニシングエージとの戦いが描かれています。

 

この戦いはやっぱり凄い!

本編一番の見せ場ですね。

タウバーンも劇場版オリジナルのパワーアップをしますし、なんせ舞台が新宿です。

 

テレビシリーズでは決して島から出なかったわけですから、新宿を舞台に大暴れしているタウバーンはそれだけで胸アツです。

 

ただ、この新宿のシーンですが、殆どサービスシーンのようなもので、「もし本編の後みんなが島から出たら…?」というようなifのニュアンスで作られたシーンではないかと思います。

 

僕は「スタードライバーの舞台が新宿に!!」と興奮して見に行ったのですが、ストーリー上はあくまでオマケ。

本編のクライマックスはテレビ同様、ザメク戦になります。

 

なので、新宿戦ではもうやりたい放題で、これが見ていて本当に楽しい。

 

タウバーンがパワーアップして新形態になる事は書きましたが、ワコとスガタも「銀河美少年」になったり、倒したはずのザメクがポケットザメクとしてスガタと行動を共にしていたり(しかも喋る!)と、もはや本当にやりたい放題。

あとタクトは生身で空飛んでます。

 

なぜ新宿でバニシングエージと戦うのかというと、本編ではバニシングエージとの戦いがカットされているんですね。

なので、THE MOVIEではザメクと戦う前にバニシングエージを倒した事にはなっていないのです。

 

ワコの封印が解かれ、サイバディも島から出る事ができるようになったので、新宿が戦場になるという事のようです。

 

というワケで、冒頭の新宿のシーンはあくまでボーナスカット的な意味合いが強いわけなんですけど、僕としてはやっぱり続編を期待してしまう訳なんですよね。

 

スタードライバーは既に完成されているので必要ないとも思うのですが、劇場で改めて素晴らしい作品だと感動し直したわけです。

THE MOVIEの発売をきっかけに、スタードライバーがまた盛り上がってくれればもしかしたら…などど期待してしまうんですよね。

 

とにかく、THE MOVIEはテレビシリーズは見たという人も、未見の人も絶対楽しめると思うので、是非多くの人に見て欲しいなあ、と思います。

綺羅星!!

 

スタードライバー THE MOVIE(完全生産限定版) [Blu-ray]