ホビット 竜に奪われた王国を観て来ました★★★★☆
映画『ホビット 竜に奪われた王国』予告編 - YouTube
いやー、1本目は劇場で観れなかったので、今回はちゃんとスクリーンで観れて本当に良かったです。
できれば3Dで観たかったのですが、今回足を運んだ劇場は、以前トロンレガシーを見た時に3Dがイマイチだったんですよね。
もしかしたらスクリーンや作品によるものだったのかもしれませんが、そこで失敗すると映画に集中できないかも・・・と思い、2D字幕で観る事にしました。
なにしろこのシリーズは、中つ国の世界にどっぷり浸かれる事が魅力なわけですから。
その点、2Dといえども望みは充分叶いました。
本編が始まり、中つ国シリーズ独特のフォントがスクリーンに映し出された瞬間のあの感動。
ああ、帰ってきた!とでもいいたくなるような懐かしさにも似た喜びです。
ストーリーが重要なのはもちろんなのですが、この世界をまた味わえただけでも充分、劇場に足を運んだ価値はありました。
相変わらずニュージーランドの自然も美しいです。
本編冒頭、ピーター・ジャクソン監督が一瞬映って挨拶を済ませた後、スクリーンに映り込むのは「躍る小馬亭」。
ロード・オブ・ザ・リングでフロド達がアラゴルンと出会った場所じゃないですか!
本作の見どころの一つは、これらのロード・オブ・ザ・リングとのリンク要素だと思うのです。
「躍る小馬亭」はリンクというかちょっとした仕掛けではありますが、やっぱりレゴラスが登場するとテンション上がります。
レゴラスは原作には登場しないらしいので、これはロード・オブ・ザ・リングファンに対するサービスだと思うのですが、このサービスは本当にうれしい。
しかも原作に登場いしていない割に、かなりメインのポジションですからね。
レゴラスが想いをよせるエルフのタウリエルを演じている女優さんのエヴァンジェリン・リリーですが、LOSTでメインヒロインをされてた女優さんです。
また、僕の中で2013年で観た映画1位の「リアル・スティール」でもヒロインを演じていた女優さんなんですね。
ハリウッドで着実にステップアップしているようで、とても嬉しいですね。
とはいえタウリエルとレゴラスの恋愛模様はストレートにはいかないようで、二人の仲がどうやらうまく行かないであろう事は、彼女がロード・オブ・ザ・リングに登場していない事から容易に想像がつくわけです。
この2人にドワーフのキーリが加わり、面白い様相を呈してきております。
それにしても、1作目で多すぎて何が何だかわからなかったドワーフ達もいつの間にか見分けがつくようになっており、これはかなり驚きです。
さすがにドワーフの王トーリンは1作目から見分けがついておりましたが。
トーリンは本作でわりと1作目で見せなかったダメな面、というか黒い面?を見せてきているように感じましたね。
鍵穴が見つからないとふて腐れて帰ったり、ビルボが石を持っていないか剣で脅して聞き出そうとしたり。
1作目のラストで見せた誇り高い姿以外に、少し問題を秘めているような気がします。
性格的に未熟というのでしょうか。
性格的に未熟といえば、レゴラスも明らかにロード・オブ・ザ・リングとはキャラが違っていましたね。
好戦的で高圧的、ロード・オブ・ザ・リングで見せた優雅な笑みを今回、見る事はできませんでした。
終盤、オークとどつき合いをするのですが、流血してキレるシーンは完全にベジータ様の「この俺様が・・気高い血を・・!!」に見えましたよ。
おそらく3作目に彼を変える何かの出来事があるんだと思うので、楽しみですね。
トーリンやレゴラスと違ってビルボは1作目と比べてかなり成長しています。
パーティーの危機を何度も救っているし、主役と言って遜色ない活躍です。
フロドより余程頼もしい。
3作目でビルボがどのような活躍をするのかも楽しみにしたいです。
3作目といえば、今回登場した人間のバルドですね。
2作目では特に活躍の機会もありませんでしたが、どう考えても3作目で彼が決定的な活躍をすると思われます。
3作目の冒頭でバルドとスマウグの対決になり、後半でアゾグ達邪悪なオーク軍団との戦いが描かれる事になるのでしょうか。
かなりアツい展開になりそうですね。
ロード・オブ・ザ・リングシリーズでも、やはり合戦シーンの迫力は凄まじかったですからね。
ホビットシリーズではまだ大がかりな合戦シーンがないので、3作目に期待しています。
もう一つ3作目に期待する事と言えば、やはりロード・オブ・ザ・リングシリーズからの新しいキャラクターの登場でしょうか。
アラゴルンなんかにも登場してほしい所です。
かなり取り留めのない文章になってしまいました。
ストーリーに全然触れていないのですが、今回ストーリーはかなり盛りだくさんです。
躍る小馬亭からスタートし、オークの群れから追われてクマ男と出会います。
クマ男はまた登場するのでしょうか??
その後一行は森で蜘蛛に襲われたりエルフに捕らわれたりと立て続けに事件に巻き込まれます。
タルに乗っての川下りは本作中盤の見せ場ですね。まさに冒険活劇という感じのシーンだと思います。
その後人間の街へと移り、クライマックスは邪悪な竜スマウグとの対決となります。
本シリーズの恒例として本作も2時間半と長いのですが、一向に気にならないんですね。
全然飽きません。
ただ目まぐるしいわけではなく、そこはピーター・ジャクソン監督、とても丁寧に描かれているので、中つ国にいるという没頭感は全然損なわれていないのが凄い所です。
いやー、とにかく3作目を見たいですね。
上映が楽しみな映画があるという事はホントに幸せな事だと思います。
とりあえずはいずれ発売されるであろうエクステンデッド・エディションを楽しみにしています。