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ゾンビ映画で主人公がTシャツ着てるのが納得いかない

だって噛まれたらゾンビになるんですよ。プロテクトしろよやる気あんのか

「人生の特等席」気持ちのいい名作なのでみんな見るべき

映画


映画『人生の特等席』イーストウッドコメント入り予告編 - YouTube

 

許されざる者を見て、ちょっとイーストウッド熱が高まりましたので、かねてからちゃんと観たいと思っていた本作を観ました。

 

この作品、以前海外に行った時に飛行機の中で途中まで観てしまいまして(というか途中までしか観れず)、なんとなくお金を出すのが勿体ないような気がして敬遠していたのですが、大きな間違いでありました。

 

これはいい映画です。みんなにオススメしたい。

 

個人的にイーストウッドの作品というと、なんとなく重いイメージがあります。

生きるとは何ぞや?とか、人間とは?尊厳とは?なんていう風に、観る側に問いかけてくるような作品が多いイメージなんですね。

観た後にズーンと残るんですよ。見応えがあると言いますか。

イーストウッドが作りたいと思って選ぶ脚本がそういう作品なのでしょう。

 

ところが本作は全くそんな事はありません。

 

よくよく見ると監督はイーストウッドではなく、ロバート・ロレンツという人なんですね。イーストウッドは製作だけで、主演に専念したようです。

特典映像を見るとこのロバート監督、ずっとイーストウッドの片腕として助監督をしていたらしく、本作で念願の監督デビューとなったとの事です。

 

初監督とはとても思えない見事な作品でしたが、もしかするとイーストウッドが愛弟子の初監督作品にシンプルでストレートな作品をあてがったのかもしれませんね。

本作はズーンと残るのではなく、スッとした清々しい気持ちになれました。

 

以下、多少ネタバレを含んだ感想です。

 

 

 

 

本作は観終わった後清々しい気持ちになれる作品と上で書きましたが、要するにハッピーエンドなんですね。

 

ただ、一本の映画の中に確執を抱える親子の問題であったり、老齢によって行き詰まりを見せるメジャーリーグのスカウトマンの葛藤であったり、いくつかの問題があるわけです。

映画によってはその辺りのテーマが現実的な描かれ方、悪く言えば後味悪く描かれるケースもあると思うのですが、本作は「良かったね!」と思えるいい終わり方をしてくれます。

また、イーストウッド演じる主人公親子の問題の他にも、調子に乗った性格ワルがラストで痛い目にあい、スカッとするという実にアメリカ映画らしいシンプルな爽快感もあります。

(ピーナッツボーイのエピソードは最高!)

マネー・ボールと内容的に正反対の映画なので、その辺りも個人的にニヤニヤしながら見ていました。マネー・ボールもいい映画でしたけどね。

 

とはいえストーリーはシンプルですが、イーストウッド演じるガスとその娘ミッキーの親子の描かれ方はとても丁寧です。

お互いに仲良くしたいのに、噛み合わずギクシャクしてしまう序盤から、徐々に雪解けしていく過程が、自然に、優しく描かれていると思います。

 

イーストウッド演じるガスという役ですが、これが見事なまでにいつも通りのイーストウッドです。

頑固で口が悪く、性根は優しいのにそれをどうやって表していいのかわからない。

なのですが、今回はそこに娘が登場します。

娘も父親譲りの頑固さで、娘の扱いに戸惑うガスの姿はいつものイーストウッドにはない可愛らしさがあって、本作の見どころの一つだと思います。

ラストシーンのガスの姿は必見で、いつまでも娘を子供だと思っていた中盤と比べ、一人の大人として扱うようになるんですね。

嬉しくもあり寂しくもあるという親心でしょうか。

 

 

娘のミッキーを演じるエイミー・アダムスもとても素敵な女優さんですね。

作中、ミッキーが33歳だというセリフがあって、ハリウッド作品で女優が実年齢より上の役を演じるのは珍しいなあ、と思って観ていたのですが、この人、1974年生まれなんですね(!)

撮影当時36か37歳くらいだと思うんですが、全然見えないです!ずっと20代かと思ってました・・・

 

共演のジャスティン・ティンバーレイクが1981年生まれだそうですので、7歳差ですよ・・。

ていうかジャスティン・ティンバーレイクはもっと上かと思ってました。81年生まれなのか。

 

で、このミッキーという役もまた魅力的な役なんですよ。父親譲りの頑固さと勝ち気さを兼ね備えていて、なかなか他人に心を開く事ができないんですね。

そんな彼女がラストどのような変化を見せるのか、ここも見どころだと思います。

 

 

本作を観て思ったのですが、やっぱりこういう映画が一番好きかもしれないですね。

観終わって幸せな気分になるという事はとても素晴らしい事だと思います。最近では他にリアル・スティールを観たあともこんな気持ちになりました。

 

 

リアル・スティール同様、誰にでおオススメできる素晴らしい作品だと思います。

 

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